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お金は「信頼作り」に使おう!【生きる技法】

こんにちは、らるです。

『生きる技法』が非常に興味深い本なので
今日もこちらの紹介をしていきます。

今日は、貨幣の役割です。


生きていくには
お金が無いといけいない

これは当たり前のような
気がしますよね。

でも、全くそんなことは無いんです。

ちょっと考えてみましょう。

お金が発明される前の時代の人たちが
お金なしで生きていた…というのは
当然皆さんも知っていると思います。

もっと言えば、現代でも
「養ってくれる親」が居れば
自分はお金を持っていなくても
生きていけますよね?

そしてこの、頼る先…は
「親」である必要は無いんです。

「信頼」されていて
沢山の「依存先」をもって
「自立」している人は
極論を言えば、お金が無くとも
生きていくことができます。

自立=沢山の依存先を持つ
という話は、以前に紹介しました)

例えば、家も食べ物も
何も持っていなかった
…としても

仲のいい、自分を助けてくれる友人が
沢山いれば
友人にのところをめぐり続けて
奢ってもらって泊めてもらえば
生きていくことができますよね。

(本書では、実際に「お金なし」で
人を頼り続けることで生きていた
ハイデマリー・シュヴェルマーさん
(『食費はただ、家賃も0円!お金なしで生きるなんてホントは簡単』著者)
の話が紹介されています)

とはいえ、そこまでの
信頼関係を築いている相手は
そうそう居ないでしょうし、
人によっては全く居ないかもしれません。

では、信頼関係を0から作っていくには
どうしたらいいでしょうか?

そこで出てくる手段が貨幣です。

【命題5】☆貨幣とは、手軽に人と人とをつなぐ装置である

P85

信頼関係というのは
与えあうこと…で構築
されます。

ですが、何も関係の無い人に
「与える」という行為をするのは
中々ハードルが高い
ですよね。

ですから、信頼関係が無くとも
交換を可能にする「お金」が役立つ
わけです。

何かをしてもらう
謝礼としてお金を払う

この時に「お互いにとって良い取引だった」
と思えれば、そのときに
信頼関係のタネが生まれる
…というわけです。


ただ、おそらく、普段買い物をしていて
相手と信頼関係ができた…
なんて感じる人はそこまで居ないと思います。

コンビニでおにぎりを一つ買いました。
店員さんと信頼関係が築けました!

…とは、ならないでしょう。

ですから、何も考えずにお金を使っても
結局、信頼関係は築けず
頼れる相手も増えず
自立に繋がらない…というわけです。

【命題5-4】★貨幣は他人との信頼関係を作り出すために使うべき

P93

お金を使う時は
漫然と「欲しいから買う」のではなく
それを買うことで
「どういう関係性が生じるか」を
考えながら買うということが
自立を達成するためには必要なわけ
です。


個人的には、お金の使い道として
「プレゼント」というのは
非常によい
と思っています。

お金の取引で信頼のタネを作る…というのは
なかなか日常だとチャンスが
無いように思えますが
プレゼントなら簡単にできるでしょう。

「信頼関係は与えあう」ことで
成立する
わけですから

まず、自分が何かを
「与えてしまう」ことで
あとは「相手次第」という状態に
する
ことができます。

別に、返ってくるものは
モノやカネでなくても
「感謝の気持ち」…とかでも
いいと思います。

例えば、相手の誕生日を覚えておいて
ちょっとしたプレゼントを渡す
それに対して「ありがとう」と
言ってもらう。

これだけでも、信頼関係は
何もしないときよりも
大きく深まるでしょう。


自立した生き方を目指すために
「お金」の使い方を
見直してみるのは、
非常に効果的だと思います。


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