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年収の低い人も、家事を外注すべきである【TIME SMART】

こんにちは、らるです。

時は金なり

という言葉がありますよね。

これは
「時間は、お金の様に大切だ」
という話なので

どちらかというと、
「お金が大事」が前提にあって
「時間」”も”大事にしよう
という言葉になっています。

同じくらい大事…とは
わかっていても
じゃあ、どちらかと言えば
どちらが大事なんだろう?

特に「私たちの幸福」という
観点で見たら、どうだろう?

この問いに答えてくれるのが
こちらの本です。

今日は、この本の中から
「ハピネス・ドル」という基準を
紹介したいと思います。


ハピネス・ドルとは?

私が考案した測定基準は本物のドルで表すものではなく、幸せの増加分を収入になぞらえるもので、それを「ハピネス・ドル」と呼びたい。私はハピネス・ドルを、時間に関連した選択によって生み出される幸せの量を収入に換算したものと定義する。

アシュリー・ウィランズ.TIMESMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学(p.115).東洋経済新報社.Kindle版.

ちょっと難しい言い回しに
感じるかもしれませんが

たとえば

休暇をしっかりとると、50万円分の幸福が得られます!

みたいな話です。

この本を書いたのは
ハーバード・ビジネススクールの
研究者
の方なので
しっかりと調査をして
さまざま事柄に関する
「ハピネス・ドル」を算出しています。

それで、早速、今日のタイトルである
「家事の外注」でどのくらいの
幸福が得られるか
を発表すると…

1年あたり、1万8000ハピネスドルです。

日本円にして約240万円ですね。

ということは、
「幸福」という観点で言うなら、
240万円収入を上げるのと
イヤな家事を外注するのが
同じだけの価値がある
ということになるわけです。

しかも、この計算は
単に「イヤな家事を外注する」
ことだけで得られる幸福を換算
しているので

単にイヤな家事を外注して
240万円分の幸福を得るだけでなく
「浮いた時間」まで得られる
んです。

ここに、幸福になる活動を入れれば
さらに満足度の高い人生になる

というわけですね!

「自分でできることを頼むなんて…」と
抵抗感があるかもしれませんが
これだけの幸せが得られるなら
一考の余地はある…と感じてもらえたのでは
ないでしょうか?


ハピネス・ドルの注意事項

当たり前の話ですが
何が幸せで、何がイヤか…というのは
個人差があります。

たとえば、洗濯が嫌いな人にとっては
洗濯を代行してもらえば
大きな幸せを得られますが

一方で、それほど苦ではない人にとっては
大きな幸せは得られません。

要は「自分が何がイヤで、何ならそうでもないのか」
を見極める必要がある
わけです。

著者もこう言っています。

ハピネス・ドルを割り振る目的は、正確に価値を把握することではなく、価値を把握するプロセスに取り組むこと自体だ。

アシュリー・ウィランズ. TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学 (p.128). 東洋経済新報社. Kindle 版.

正確な価値を出す必要は無いんです。

ただ、イヤなことで時間を使わない
ということの価値を把握しようとする
そのプロセスに価値がある

というわけです。


普段使っている時間の中で
どうしてもイヤな時間はありませんか?

もしあれば、
お金を使って
その時間を自分の時間として
取りもどす…ということを
一度考えてみるといいかもしれません。


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