見出し画像

「言葉」を増やすと「健康」に!?

こんにちは、らるです。

先日書いた記事でも取り上げたのですが

こちらの本が面白いです。

(2022/7/8現在 kindle Unlimitedで読めます)

今日は、「言葉」を増やすことで
「健康」に近づくというお話です。


「感情の粒度」を上げる

感情の粒度とは
あいまいな感情を詳しい言葉で
表現できるスキル
のことです。

たとえば、何かイヤなことがあったとき

感情の粒度が低い
「むかつく」「気持ち悪い」
といった1~2つの言葉でしか
表現しません。

逆に、感情の粒度が高い
「癇にさわる」「憤る」「いらつく」…
などと、様々な表現を思いついた上で
今、一番ピッタリくる言葉を
選ぶことができます。

この「感情の粒度」に何の意味があるかというと…

「感情の粒度」が高い人たちを調べたジョージ・メイソン大学などのチームは、感情の言語化がうまい人たちは総じてセルフコントロールがうまく、アルコールやドラッグに依存しにくいうえに病気にもかかりにくいと報告しています。

鈴木祐. 無(最高の状態) (p.94). 株式会社クロスメディア・パブリッシング. Kindle 版.

アルコールやドラッグへの依存性が下がり
病気にもかかりにくくなる
んです。

理由は「感情の粒度が高いほど、脳が混乱しづらくなるから」

たとえば、一口に「嫌な気分」といっても
様々な種類があります。

怒りなのか、悲しみなのか
それらが入り混じっているのか

同じ怒りでも、焦りからきているのか
期待を裏切られたからなのか

パターンは様々です。

この感情の違いは
肉体に現れてくる反応…
発汗量の違いや筋肉のこわばりといったものに
反映されてきます。

しかし、脳の方で、
ただ「嫌な気分」とだけ捉えていると、
肉体との反応にずれ
が出てきます。

これが「混乱」の原因なわけです。


じゃあ、どうすればいいのか?

方法が2つ紹介されています。

1つは、言葉を増やす方法

普段読まない小説
未知の外国語の表現に触れたり
感情表現辞典を使ってみることが
おススメされています。

もう1つは、今ある言葉を使う方法です。

過去のネガティブ体験を思い出し
その感情を細かく表現してみる
わけです。

イヤなことを体験しているその場で
細かく表現ができる…のが理想ですが
なかなか、その余裕はないでしょうから
過去の体験を思い出して
練習をしてみるわけですね。


自分の感情に対する解像度を
上げるだけで健康に近づく

というのは面白い話ですよね。

普段、感情に振り回されがちな人は
これを練習してみると
いいかもしれません!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?