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メンタルがダウンした状態ですら”面白い”【Nさんの話を聞いて】

落ち込むとなかなか立ち直れないタイプです。
らるです。

最近、対話活動を続けています。

前にお話をした方のつながりから
対話をしてくださる方がいらっしゃいました。

Nemuさんです。

ご自身の体験談も含め
鬱の方への発信をされている方です。

今回も色々とお話を
させていただきましたが
最も興味深かったお話を紹介します。


メンタルが落ち込んだときに思うこと

鬱というのは
回復の波
…というのがあるそうです。

落ち込んだり、立ち直ったりを
繰り返しながら、回復していく…

というイメージですね。

この繰り返しの波…というのは
パッと聞くと
辛そうに思えます。

ですが、Nemuさんからすると

「この精神の動きが、今では
 ”面白い”と感じるようになった」

と言うんです。

もちろん、落ち込んでいる時には
辛さは感じる
そうなのですが
それと同時に、
”一段上”の視点…いわゆるメタ的な視点から

「これが波なんだな」
「ここからは安定に向かっていくしかないな」
「波を一つ越える毎に
 回復へのステップを積み重ねているな」

…と、ある種、
前向きにとらえることが
出来ています。

そして、そんな人間の精神の動きを”面白い”と
思えるようになってきた
んだそうです。


私としては
回復に向かう過程というのは
辛い部分が多いのかな…と
イメージしていたので
そんな風に”面白い”と捉えられるというのは
かなり興味深いな…と感じました。


メタ認知の有効性

今回の話では、
”自分を一段上から見る”
”客観的に自分の精神状態を見る”

というところがポイントに
なっていたかと思います。

Nemuさん自身が
この視点に至ったのは

「精神への興味から」だったそうです。

だからこそ、
自分自身を観察対象にする
…という視点を得られたんでしょう。


自分の身に起こっていることを
ある種の”他人事”にして
面白がってみる
…というのは
辛いことを乗り越えるときには
いい方法だなぁ、と思いました。


余談

この話を聞いたとき
どこかで似たような話を
聞いたことがあるなぁ…と
思っていたのですが

大分昔に書いたnoteで
紹介しているのですが
こちらの本の中に

他人事として捉えれば、悲劇は喜劇になる
他人事にしてウケてみよう

こんな考え方がでてきます。

これって、メタ認知だったんだなぁ…と
今更ながら、私の中でつながりました。


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