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監査法人1年目の教科書-差がつく必読書編-

以下実際に私が読んできて、かつ人に薦めて評判が良かった書籍になります。監査法人で充実した研修やOJTを受けられると思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし用意された研修は社内規定等も多く含まれるため実務面ではやはり不十分ですし、入社直後に繁忙期を迎える監査法人のOJTはもはや「O お前が、J 自分で、T トレーニング」です。

どうしても自分で自分を育てる必要があります。後輩からおすすめの本を聞かれれば、これらの本を薦めてきましたし、これらを読んだ後輩は成長が早かったです(書籍を薦められて、すぐ買って読むマインドセットだから成長が早かったのかもしれませんが)。

前置きが長くなりましたが、以下お薦めの書籍です。

社会人としての在り方

そもそも社会人としてのマインドセットを説いています。やり方の前に、在り方。消費者ではなく、生産者としてどんな生き方をするのか書かれています。本質的なことが書かれていて面白く、そして読みやすいです。


問題解決能力

(上下巻セットですがまずは上巻を)ここまで丁寧に、そして一歩ずつ問題解決の全体像を網羅的にカバーしている本は他にない気がします。隠れた名著であると私は思っています。有名になっていない理由は、尖った方法ではなく、どんな場面でも使える思考方法が淡々と書かれているからかと思います。本当は上下巻両方読んでほしいですが、ぐっとこらえてまずは上巻を。ちなみに私は今でも繰り返し読んでいて、読むたびに気づきがあります。


テキストコミュニケーション

(上下巻セットですがまずは上巻を)問題解決の全体感と同じ方が書いています。リモートワークではチャット等でコミュニケーションする場合がほとんどですが、その際の抑えるべきポイントが網羅的に書かれています。こちらも何度も読んで沁み込ませたい本ですね。


Windows操作全般

優秀な人はマウスを使わない。どこかで聞いたことがある言葉でしょう。この本のおかげで監査法人から投資銀行へ転職しても「仕事早っ!」と言っていただけます。大学入学前に読んでおけばよかったと思うほどです。


Outlook

必読書でしょう。Windows全般のセクションで紹介した本と著者が同じです。監査法人ではパートナーでもOutlookノウハウの正解がなんなのか試行錯誤しています。パートナーにOutlook操作でいい本ない?と聞かれたときにこの本を薦めて大変感謝されました。Outlookは非常に操作がシンプルですので、勉強の成果が得やすくこの一冊で完璧になります。


Excel

私はこれを薦めますが、この本でなくてもいいかもしれません。どれも正直似たり寄ったりです。ただExcelは入社前にある程度勉強して、入社後のExcel研修で復習することを強くお勧めします。研修の一度だけではかなり厳しいです。監査法人ではExcelのことを先輩に聞くと、たいてい「自分で調べて」と返されると思います(少なくとも私はExcel教えている暇はなかったことに加え、調べれば必ず分かると思っていましたので、そうしていました。)。


Powerpoint

少なくともBig4にいく人は読まなくてもいいかもしれません。というのもパワポ作成のルールが相当細かく決められてます。文字の大きさから色まで。ですので、必須とは言えませんが読んで損はない本です。


最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。なお以下の記事が「監査法人1年目の教科書」シリーズすべてを集約したものです。私がこのシリーズを始めたきっかけ、込めた願い等も書いていますのでよかったらどうぞ!


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