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フランス料理の考え方(一覧)

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考え方や時事に関する記事
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記事一覧

「料理は最終的には感情であり、食材の正確な扱いとそれに対する敬意がすべて」:Thom…

料理の本質とミシュラン志向のギャップ多くの人が高い料理の評価を求め、ミシュランやガストロ…

【フランス料理】:満足度やクチコミ評価を高くする”おいしい料理”のつくりかた/定義…

料理のおいしさを科学的に捉えることは、単にレシピを追う以上のことを意味します。私が20代半…

脂肪酸が第6番目の”基本味”である証拠と解説—その「脂肪酸」を応用する方法論につ…

序文 "第6の味覚"と呼ばれる、まだ未知の領域への挑戦です。特定の脂肪酸が私たちの味覚に深く…

「野菜主役の料理」は成り立つのか?/ヴィーガンレシピの真髄とは:ダニエル・ハムシェ…

「野菜主役は成り立つのか」みたいな名代は結構、”成り立つ方向へ尊重”されている訳だが、肉…

驚きの新事実/「塩」と「こしょう」の料理科学/風味への影響・味・浸透速度のふしぎ

「塩には味の違いはない」は真実? 「塩には味の違いはない」という主張がありますが、その根…

コース料理の作り方「スープ編"Amuse-bouche" 」/フランス料理の基礎知識

はじめに最近、私はコース料理のアミューズに『スープ』を取り入れることにしています。 考え…

『カニの香りを抽出して下さい』と言われたら、食品業界との競争で勝つことができる人が 1人でもいるでしょうか?

我々、料理人が『化学製品』を使用すべきでないという考え方を早急に見直す必要があります。 コンビニ食品の質が目覚ましく向上している現状を考えると、食品業界の進歩に料理人が取り残されているのは明らかです。食品業界の常識が料理人にとって受け入れがたいものであるかもしれませんが、これらの技術を上手く取り入れる必要があるでしょう。 私たち料理人が『カニの香りを抽出して下さい』と言われた場合、果たして食品業界との競争に勝つことができる人が1人でもいるでしょうか? 伝統的な料理法に慣

料理の心理学:「美味しさ」と「それに起因する他の影響」について。料理を心理学へ応…

これは仮説だが、舌で感じる”美味しさ”にも許容量がある。 例えば、旨味成分のアミノ酸であ…

フォアグラを安価に代用する方法/脂質と風味の関係性

今回はフランス料理においてよく使用される食材であるフォアグラの代替品をご紹介します。フォ…

フランス料理/今読んでおくべき電子書籍紹介します!

近年、本屋での書籍購入はほとんど行わず、主に電子で最新のものを閲覧できる論文や、Kindleの…

"仮想空間での味覚実験:料理以外の外的影響が味覚に与える影響とは?"

おしゃれな皿の質感や色や、料理が味わわれる場所たとえば、クシック音楽コンサートでは、オフ…

「恐怖!!コオロギ食の隠された危険性に迫る!すべての料理人たちに警告」

近年、世界各国の政府は「コオロギ食」を推進しています。 コオロギ食には人間に何らかの悪影…

膨大に溢れたレシピの数々。その価値の違いを何処に見出す?何で判断する?

■レシピに価値の違いをどう見出すのか とある投げ掛けを見かけた。それは『レシピ自体に価値…

フレンチシェフが語る、料理を作る上で大切なこと〜コース料理の組み立て方〜【食材・コース別採点表】

料理を作る際に最も大切だと思うこと■食材選びについて 全ての食材は、『美味い食材』と『それ以外の食材』で分類できるという考え方を持っています。 それぞれの食材には2つ役割があります。それはメイン食材か、副菜になる食材かと その食材がもつポテンシャルに、点数を与えたときに、その点数以上のものは生まれないという考えの2つです。つまり料理はポテンシャルに依存するということです。 ◾️点数の指標となるもの この点数の指標基準は「アミノ酸の量」「もともと持つテクスチャー」「糖