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たくさんすぎて、選べニャい♡

選択肢が多すぎると、その中から1つを選んで決定することを避けたくなるという心理現象が、決定回避の法則です。

この法則は、マーケティングや消費者行動などの分野で注目されています。

例えば、ジャムの試食販売で、6種類から選ぶグループよりも24種類から選ぶグループの方が試食者は多かったものの、購入者は少なかったという実験があります。

これは、多くの選択肢によって消費者が迷ってしまい、決断を先送りしたり、デフォルトの選択肢を選んだり、あるいは選ばなくなったりすることを示しています。

決定回避の法則の背景には、人間の脳がエネルギーを節約しようとする傾向があります。脳は同時に多くの情報を処理することが苦手であり、情報量が増えると疲労やストレスを感じます。

そのため、脳は簡単な判断基準や経験則に頼って、情報処理を省略したり、簡略化したりします。これをヒューリスティクスと呼びます。

ヒューリスティクスは素早く決断するために有用な戦略ですが、同時に誤りやバイアスを生む可能性もあります。

決定回避の法則を回避するためには、選択肢の数や情報量を適切に調整することが重要です。

選択肢が多すぎると決断力が低下しますが、逆に少なすぎると満足度が低下します。また、情報量が多すぎると処理できなくなりますが、逆に少なすぎると不安や不信感が生じます。

消費者のニーズや目標に応じて、最適な選択肢や情報を提供することが大事なのかもしれません。

でも、幸せは、選べないくらい多い方が嬉しいものです。
たくさんの「♡すき」をお待ちしています。

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