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コレクション紹介1 "KERALA"

ナマステ!ランゴリーのエゾ(江副)です。
ランゴリーといえば、華やかな色柄が特徴的なウェアを作っておりますが、この柄にはそれぞれ意味が込められていることを、みなさまご存知でしたでしょうか。
今回は、この柄がどのようにして生まれたかをご紹介いたします。

インドの都市をイメージしたコレクション

ランゴリーでは、毎回コレクションのテーマににインドの都市をセレクトし、その都市からイメージされる色味やモチーフをもとにデザインしています。

これまでのコレクションは以下の通り。

”Kerala” ケララ
”Mumbai” ムンバイ
"Jaipur" ジャイプル

インドの地名がコレクション名になっている


”Kerala” ケララ

2022年3月に発表したコレクションのテーマは、”Kerala” ケララ。
このコレクションをデザインしたのは、2021年初旬。新型コロナウィルスの発生から約1年が経過し、まだ先行きが不透明な状況でした。

「この状況を打開したい。」
「そろそろ、心を癒す自由な旅に出かけたい。」
「インドや海外への渡航が、自由にできる世界に戻りますように。」

そんな気持ちが高まっていた頃でした。

そこで思い浮かべたのが、”インドの楽園”とも呼ばれるケララの風景でした。

インドの最南端に位置し、アーユルヴェーダ発祥の地でもあるケララには、緑豊かな森の中にアーユルヴェーダのトリートメント施設が多くあります。
「インドの楽園で、アーユルヴェーダのトリートメントをうける旅へ」
そんな思いを馳せながら、ケララコレクションをデザインしました。


「災いを遠ざけ、幸運を呼び込む」ピーコックフラワー

柄のモチーフとして選ばれたのは、インドの衣類の柄に多く取り入れられている、『孔雀(ピーコック)』と『花唐草(フラワー)』。

インドでは、『孔雀』は「災いを遠ざける」、『花唐草』は「永遠の幸せが訪れる」という意味を持ち、古来から衣服の装飾に用いられています。

先行き不安なコロナ禍の中で生まれたランゴリーのコレクションには、
「災いを遠ざけ、永遠の幸せが訪れますように。」という願いが込められました。


見事に表現された、オリジナルのデザイン

そして、ランゴリーの思いをデザインとして見事に表現してくれたのが、ファッションデザイナーのSAYURI TANEI氏でした。

「孔雀は、凛とした佇まいにしてください。」
「孔雀の顔は、かわいらしさよりも、意志のあるイメージで描いてください。」
「花唐草は、花と葉っぱを入れて、どこまでも続くイメージにしてください。」
「インドの柄にあるような、手描きの素朴さを表現してください。」

そんなやりとりを経て、私たちのイメージが見事に表現された、ピーコックフラワー模様ができあがりました。

SAYURI TANEI氏によって表現されたピーコックフラワー。
4色のバラエティを持たせた。

ケララの旅をイメージした商品ラインナップ

また、このコレクションでは、商品ラインナップもケララへの旅をテーマに考えました。

  • 旅の気分を盛り上げ、サッと羽織れてディナーにも着られるワンピース

  • 飛行機の移動でもシワにならず、ヨガなどの軽い運動に使えるウェア

  • 小さく折りたためて、旅先で洗濯してもすぐに乾くブラ


ウェアを手にするだけで、お守りのような存在になり、旅の気分が盛り上がるコレクションができあがりました。

ピーコックフラワー柄は今でも根強い人気で、毎回ポップアップストアを出店する度に「この柄がとても気に入りました。」と声をかけてくださるお客様がいらっしゃいます。すでに売り切れとなってしまった商品もございますが、現在販売中の物もございますのでぜひご覧ください。

2nd Collection "KERALA"の全商品はこちら


最後までお読みいただきありがとうございました。
次回はムンバイコレクションをご紹介いたします。ダンニャワード!

P.S.
「ランゴリーの新コレクションが楽しみ!また新しい柄や形のウェアが欲しい」という、ファンの方からの嬉しいお声が届いております。現在、鋭意、新コレクションの発表にむけて準備中です。
どうぞお楽しみに!

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