見出し画像

いろは交遊録 徳川夢声

昭和28年の本を平成15年に復刻

無題

 この表紙でよくぞ復刻してくれましたと思いました。
 対談本って古いものはなかなか復刻されにくいです。
 漢字使いも当時のものを生かすようにし、ルビがふってあるのも時代感が出ていて良いです。

このお爺さんが放送トークの礎を築いた話術の王。

無題

 徳川夢声は映画解説や俳優としても活躍しましたが、なんといっても話術、その語り口でラジオの朗読やテレビでも全国的な人気を博しました。
 そして随筆や小説も味があります。
 話術の達人にして座談の名手。

どうして”いろは”なの?と思いつつ目次を見れば…

無題

 対談相手がいろは順に並んでいるのですね。
 [い]は岩田豊雄、つまり獅子文六ですね。
 そして昭和のレジェンドがズラリ。
 ちなみに高峰秀子さんはあだ名のデコで[て]の項に載っています。

無題

 電子書籍での復刻の良いですが、やっぱり紙の本ならではの味がありますよ。

無題

 次の復刻はさすがにないだろうなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?