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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2021/5/29~2021/6/4)

5月29日(土)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

今日は定期通院日につき、いつもの買い出しはなし。午前10時過ぎに家を出て病院へ向かう。血液検査の結果は前回から大きな変化はなし。と言っても横ばいではなく下がってほしい数値なので、そこは微妙。上がっていないだけマシかな。いやいや、そうやって自分を甘やかすのはよくない。そんなことを考えつつ昼過ぎに診察を終え、夕食用の惣菜を病院近くのスーパーで購入。同じスーパー内のテナントに入っている本屋で「ミステリマガジン」を購入。もう1軒本屋に寄って道尾秀介「雷神」他2冊を購入してから昼食に焼肉を食べて帰宅。

就寝読書は「きらめく拍手の音」

5月30日(日)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

昨日買い出しに行けなかったので、今日が週イチの買い出し。いつもはひとりだが、今日は母とモンちゃんを連れていく。母は自分が高齢なので、あまり外出はしないようにしている。もともと超がつくほどのインドアな人なので、一日中一歩も外に出ない日が数日続いても一向に気にしない人なのだが、それだと社会とのつながりも薄くなってしまうので、ときどきこうして買い物に連れ出している。

母がスーパーで買物をしている間はモンちゃんと車でお留守番。母のことが大好きなモンちゃんは、車の窓からスーパーの入口の方を見ながらソワソワと母が出てくるのを待っている。私はその間、持参してきた「きらめく拍手の音」を読んでいる。

2軒めのスーパーは私が担当し、コンビニで買ったお弁当を昼食として車中で食べる。農産物直売所に立ち寄り(買い物担当は母)、前日に新しくオープンした大型のペットショップにモンちゃんのグッズを見に行く。かわいい服があったら買おうとペットウェアのコーナーをのぞいてみると、これからの時期にぴったりのレインコートがあった。さっそくモンちゃんに試着させてみる。なかなか似合っている。これを買おう。レジに向かう間に店内をひとまわりしてみると、子犬や子猫を展示販売しているコーナーがあった。純血であろうトイ・プードルやチワワなどが売られているのだが、ケージに貼られた値札を見て驚いた。安くても30万円、一番高い子はなんと60万円とある。これもコロナのペットブームの影響なのだろうか。それにしても60万円の子は売れるのだろうか。

ペットショップで犬や猫を買うことに、個人的にはあまりいい気分はしないのだけれど、否定するつもりはない。「老犬たちの涙」写真展を主催したり、本を読んだりして思うのは、お金を出してペットを買ったら、最後までしっかりと“飼って”ほしいということ。手に余るとか思っていたのと違うとか理不尽な理由で安易に捨てたりしないでほしい。まあ、60万円の子犬を安易に捨てたりすることはさすがにできないだろうと思うが。

就寝読書は「きらめく拍手の音」

5月31日(月)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。黙々とシステム構築&資料作成。夕方に業務終了。

就寝読書は「きらめく拍手の音」

6月1日(火)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。午前にオンライン会議1本(ほとんど発言の機会なし。というか、自分が出席する必要があるのか疑問な内容)、午後にオンライン会議1本(こちらは主催者なので役割有り)。夕方に業務終了。

「きらめく拍手の音」を読了。ろう者の両親のもとに生まれ、幼いときから耳の聞こえない両親の手語通訳者「CODA」としての役割を求められ続ける娘。ろう者と聴者をつなぐ役割としての自分が抱える葛藤やろう者に対する世間の不理解や偏見、好奇の目にさらされながらたくましく生きる両親の姿に勇気を与えられ、韓国や日本のように障害者を差別的に見る国民性にため息をつきながら読み進めた。明日の夜に本書の著者イギル・ボラさんと、「空をゆく巨人」(集英社)や「パウルを探して」(三輪舎)などの著者川内有緒さんの対談イベントがあるので、どんな話が聞けるのか楽しみ。

6月2日(水)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

終日テレワーク。午前中はシステムの最終動作確認、調整と説明用資料の作成。午後にユーザー向けのシステム説明会をオンラインで開催。担当ユーザーからはシステムについて概ね好評。明日本社の担当者に説明し、本番化の可否について判断を仰ぐ。

夕食と入浴を済ませて、20時から本屋B&B主催のオンラインイベントに参加。「イギル・ボラx川内有緒「すぐそこにある、豊かな世界を伝えたい」 『きらめく拍手の音 手で話す人とともに生きる』(リトルモア)刊行記念」トークイベント。およそ2時間、おふたりのトークをたっぷりと聞くことができてよかった。互いにドキュメンタリー映画監督でありノンフィクション作家ということでリスペクトしあっているところが素晴らしい。

6月3日(木)

朝4時半起床。今朝はモンちゃんが少し元気がない。いつもなら散歩の支度を始めるとワクワクソワソワとなるのだが、今日はその様子もみられない。散歩に行きたいという感じがなかったので、少し休ませることにして散歩は中止。

朝食を済ませてからテレワーク。午後にオンライン会議が1本。あとは特にトピックはなし。

朝は元気のなかったモンちゃんも、昼過ぎにはいつもの元気を取り戻していたので安心。夕方の散歩は元気にでかけていった。

間借りしている下北沢「本屋を旅するBOOKSHOPTRAVELLER」と松戸「せんぱくBookbase」で配布している海外文学を紹介するフリーペーパー「BOOKMARK」の最新18号が届く。18号のテーマは「Other Voices,Other Places」ということで、英語圏以外の本特集の第2弾。前回は第4号で「えっ、英語圏の本が1冊もない!?」として、台湾の「歩道橋の魔術師」(呉明益/天野健太郎訳/白水社)、韓国の「カステラ」(パク・ミンギュ/斎藤真理子訳/クレイン)など、アジア、北欧、南欧の作品が紹介されていた。今回も、韓国、メキシコ、イスラエルなど多様な言語圏の作品が16作品紹介されている。毎回最新号が届くたびに読みたい本が増えるという罪作りなフリーペーパーだ。

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夕食は新しいホットプレートを買ったのでお好み焼きと冷凍うどんを使って焼きうどんを作る。我が家では父が生きてきたときから、お好み焼きを焼くのは男の役割となっていて、今回も私が焼き手を務める。お好み焼き粉をパッケージに記載のとおり水とたまごで生地にして、そこにやまといものすりおろしを入れる。やまといもにしたから少し粘りが強くなってしまった。具材にはキャベツと青ネギを刻み、豚バラ肉とイカ、桜えび、紅しょうがを準備する。ついつい作りすぎてしまうのはいつものこと。残った分はラップして明日のお昼ごはんにする。

今日から読む本は、ドニー・アイガー「死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相」(安原和見訳/河出書房新社)。「三体」が全巻刊行になったので一気読みしようと思って、第1巻と第2巻を積ん読の中から捜索中に発掘され、書き出しだけでもと読み始めたら面白くなってしまった。1959年に当時のソ連で起きた学生トレッキンググループの不可解な遭難事件をアメリカでドキュメンタリー映画作家として活動する著者が解明しようとするノンフィクション。

6月4日(金)

朝4時半起床。天気予報では終日雨とのことだが、朝の時点ではまだかすかに降っているかなくらいだったので、モンちゃんに先日購入したばかりのレインコートを着せて散歩にでかける。鮮やかなオレンジのレインコートだ。とてもよく似合っている。

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朝食を済ませてからテレワーク。今日は特に急ぎの用事もなく、少し早めに仕事を終らせる。

就寝読書は「死に山」

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