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【1232】もう一つ上の世界

普通に生きているだけでは見えてこない、
一つ上の世界というのがあると思っています。

人に備わっているものは一緒。多少色の見え方に違いはあれど、同じ目を持っていて、同じものが見えている。と思ってしまいます。

たしかに、目で見えているものは一緒です。
でも見ているものが、違ったりします。

例えば、会社組織はピラミッドの形状になっており、上から社長、役員、部長、課長、係長のような階層が存在しています。
一見すると、上位階層の人たちは尊敬されるべき対象だと思います。

これを別の視点で捉えてみます。
会社とは誰のものなのか。株主のものです。
この視点で、先程のピラミッドを見ると、全員株主のもとで働く従業員という立場に様変わりします。そういう見方ができます。

給与で見ていきます。
年収1000万円を目指す人はたくさんいます。
一つのステータスになっています。
これも一見すると、憧れます。

でも日本の労働収入に対する税は、累進課税制度がとられています。1000万の人の税率は、ざっくり30%です。
一方、株式投資で得られるキャピタルゲインやインカムゲイン税は、ざっくり20%です。
それぞれの方法で、1000万を稼いだ場合、
捧げる労働量と、得られる収益額に雲泥の差が、はっきりと現れてきます。

こういった世界の捉え方は、まるで一つ上の世界に立脚しているかのような視点です。

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