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「自己嫌悪」から気がつくこと

「なにがつらいかって、嫌な感情ばっかりもってしまう自分でいたことかなあ」というわたしの言葉に友人が返してくれた言葉。

「自分が嫌いになりそうで、そうさせる周りに苛立つ。ってのは、実際に誰かを嫌いになる理由らしいよ。自分はいい人間でありたいし、そう信じたいから、そう信じられない原因を作る人に対して強いマイナスな感情を抱くんだって」

 これは本当にそうだなと思います。

「あの人が本当に嫌だ」→「でもこんな意地悪なこと思う自分も嫌だ」→「そうさせるあの人がやっぱり嫌い」→「でもそんな自分も……」

 相手に嫌な感情をもつ⇔自己嫌悪、の無限ループ。これはつらいし苦しいです。

・相手に嫌な感情をもつとき

 じゃあ相手に嫌な感情をもってしまうときってどんなときだ? と自分の経験を振り返ってみました。

①自分の勘違い(もしくはお互いのすれちがい)パターン

②相手がほぼ悪いパターン

③相手に(多分)悪気はないパターン

 ①は、第三者に聞いてもらって「それって相手はこんな風に思ってるかもしれないよ」と気づかせてもらったことで解決しました。

 ③は例えば「(主に知人相手から)必要ない物やサービスをゴリ押しされる」とかですが、これは自分の意識次第かなあと。「親切心からそう言ってくれてる」と思うだけで、大分ちがう。といっても「信じて買ってあげなきゃいけない」ということではないです。むしろ平和的に断るために、です。「騙そうとしてない?」という意識だとちょっとピリついちゃいます。

・一番難しい②のパターン

 難しいのは②。これは「実害がある」か「偶に腹立つ程度」でちがうかなと思います。

 これはどちらの場合でも、やっぱり第三者に聞いてもらうのが大事かなと。そして理解者を得る。

 これが「偶に腹立つ程度」だったら、理解者を得たことで「この人が分かっていてくれるなら」とスルーできるようになるかもしれない。

・②で「実害がある」とき

「実害がある」とき。どうしても一緒に作業する時間があるのだけど(悪意があって)足を引っ張られる場合、とかです。これは改善策を練るしかない。ここでも理解者が必要。

 ただ注意したいのは、改善のはずがただの攻撃になってしまうこと。

「本当腹立つー!」と気持ちを発散させることも時に必要だと思います。発散させてから、「じゃ、改善のために何が必要だろうか」と切り替えることもできますしね。

 ただ、「腹立つ」の気持ちが「だからやっつけてもいいよね」となってしまう怖さがある。『いつのまにか攻撃になっていないか』という記事でも書きましたが、そうすると更に人間関係がこじれてしまう。

「攻撃」ではなく「改善」の意識を忘れない、が大切かと思います。

・「自己嫌悪」から気がつくこと

 色々書きましたが、今回考えたことで自分にとって良かったことは、「『自己嫌悪』自体は悪くないな。むしろこれは『相手に嫌な感情をもつ自分』に気づかせてくれるものなんだ」と気づけたことです。

 大事なのは「相手への嫌な感情」の方を意識の切り替えや環境を整えたりすることで、最終的に自己嫌悪から解放されることかな、と自戒を込めて思います。


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