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ベルリンの入店困難なクラブ「ベルグハイン」へ入るための5つのポイント

世界最高峰といわれる伝説的なベルリンのクラブ、ベルグハイン(Berghain)。

入店が困難といわれているベルグハインへ果敢にもひとりで挑み、無事に入店できた経験から、入るためのポイントをご紹介します。

ぜひ、こんな方はぜひ読んでみてください。

  • 海外のクラブシーンが気になる方

  • テクノやハウスが大好きな方

  • 変わった体験をしてみたい方

昼間のベルグハイン
建物の重厚感がステキ

さて、実際に私が経験したうえで感じた5つのポイントをご紹介します!

ベルグハインへの入るための5つのポイント

  1. 観光客ぶらない

  2. 大人数でいかない

  3. シンプルな服装

  4. ニコニコしない

  5. クールにふるまう

なぜなのか、実際の体験談含めご紹介します。


ベルリンのクラブシーンの歴史

ベルリンのクラブは世界中のパーティーラバーにとって聖地とも言える存在。

ベルリンのクラブシーンは戦後の分断時代から発展してきました。

冷戦時代、東ベルリンでは地下壕などで違法なクラブが存在。政治的な抑圧からの逃避を求める人々にとって安息の場でした。1989年の壁崩壊後、ベルリンは再統一され、クラブ文化はさらに拡大しました。

1990年代にはテクノミュージックが台頭し、有名なクラブやレイブパーティーが誕生。今日、ベルリンのクラブシーンは国際的に有名で、多様な音楽ジャンルや独特の雰囲気を持つ数々のクラブが存在します。

ベルグハインの存在とは?

ベルグハインは世界一ともいわれるほど格式高いクラブで、海外のトップDJが回すことで有名なクラブ。

週末を通して続くアンダーグラウンドで多様な音楽ジャンルが混ざり合う独特の雰囲気。

ベルグハインは建物自体が倉庫を改装したものであり、その荒々しい外観がクラブのミステリアスな雰囲気をより一層引き立てています。

そんなベルグハインでの体験は、一生の思い出になること間違いありません。

週末は通しでずっと営業中!

土曜24時オープン、月曜朝までずっとそのまま営業する尋常じゃないクラブ。

入場料を払うと月曜まで出入り自由。疲れたら帰ってシャワーを浴びて仮眠と食事をしてまた戻ることができます。

最高すぎる環境です。

なぜ、入店が難しいのか?

ベルグハインに入ることが難しいと言われる理由。

ズバリ、入り口で客の選別が行われます。このクラブにふさわしいと思われた客のみ、中へ通されるようです。

バウンサーの判断によって、入場が許可されるかどうかが決定されるのですが、選ぶ基準がよくわからないのが正直なところ・・・

このバウンサーはSven Marquardtさんという有名な方ですが、見た目がものすごく怖い。

そのため、ベルグハインへの入場は一定のハードルがあり、難しいとされるのです。

まずは、長蛇の列に並ぶところからはじまる・・・

土曜24時オープンにあわせ金曜23時半くらいに到着したところ、すでに長蛇の列!

5月初旬の夜中、薄着だったのでとても寒く、引き返そうか迷ったのものの、二度と来れないかもしれないと気持ちを奮い立たせ、最後尾に並びます。

パッと周囲を見た感じ、ひとりで並んでいるのは私だけ。。

24時を過ぎると、ゆっくり列が進む。

並びはじめて40分ほどすると、前方がみえてきます。入店できない人たちが引き返す姿をみて、焦りはじめる・・・

さらに10分ほどすると、かの有名なバウンサーが見え、客をチェックする様子が見えます。おぉ、怖い・・・

彼は客になにか質問をして、選別している。入店できないひと達をみて、なにを基準に判断しているのか考えているとあっという間に私の順番が近づいてきました。

なんと私の前にいた5組くらいの客は連続して誰も入店できず、私の心はパニック状態に。しかもバウンサーの質問内容が毎回違ったので、いったい私はなにを聞かれるんだろうと100%不安。ドイツ語はわからないので尚更不安。

いざ、私の順番になり、強面バウンサーがドイツ語で何か質問してきます。

なんとなく「一人か?」と聞かれた気がしたので軽く頷くと、アゴでエントランスへ向かうよう促されました。

その瞬間、「え、入っていいの?」と心の中で大騒ぎ。でもニコリとも笑わず、クールに振る舞い、いざ入店!心の中では小躍り。

怖いバウンサーを乗り越えると、そこには天国がありました。

クラブへ潜入!中はどんな感じ?

1階で荷物チェックを受け、手の甲に怪しいスタンプを押され、撮影禁止なので、スマホカメラにテープを貼られます。入場料もここで支払います。

物々しいスタンプ。再入場はこれを見せると入れる。
(今はリストバンドに変わった様子)

階段をのぼると広い空間とDJブース。鳴り響くテクノの重低音と、怪しげに輝く照明。

これがベルグハインかー!と感動し、テンションが一気にあがります。

オープンまもないのでフロアはかなり余裕がありみんな楽しそうに踊っている。とにかく音の厚みがすごくて、最高。

さらに階段をのぼると、別のダンスフロアがあり、そこでもいい塩梅で音楽が流れています。そこからさらに上がるとアイスクリームバーが。

私は踊り疲れたときに休憩がてらアイスを買って食べました。甘いものが欲しくなるのでちょうどよかった。

後ろ髪をひかれつつ退散

音のシャワーを浴びて、解放感たっぷりで踊る客たちを眺め、お酒で酔いしれながら聴く音楽は最高。結構みなさん薄着で(水着みたいな人も多かった)楽しそうでした。

私はスウェーデンから来た男子2人と仲良くなり、喋ったり一緒に踊りました。

せっかく入店できたのに、もっと長くいたかったのに、翌日はパリへ移動するため朝の4〜5時くらいに退散。

外へ出るとエントランス前の行列は短くなっていたので、朝方が待ち時間が少なめで入りやすいかもしれません。

朝方は列が少ない

さて、ここでもう一度、わたしの経験をもとしたベルグハインへ入るためのポイントを整理します。

ベルグハインへの入るための5つのポイント(解説)

観光客ぶらない

ベルリン在住者の雰囲気を出し「日本人観光客」感を消しましょう。

大人数でいかない

並んでいた人たちで3人以上で入っていった人は見かけませんでした。1〜2人でいきましょう。
大人数の場合は、グループにわかれて挑みましょう。

シンプルな服装(軽装)

モノトーンがおすすめです。私は小さな財布のみ持って、手ぶらで行きました。服装は、黒のレザージャケットと黒のパンツ。

ニコニコしない

入店するときは笑顔は封印、純粋に音楽を聴きに来たテクノオタクのふりをしましょう。入店後はいくらでもニコニコ楽しめますので。

クールにふるまう

常連のように振る舞い、いろんな勝手をわかっているふりをしましょう。クールな態度は自信のあらわれ。

2,3日消えなかったスタンプ

世界最高峰のアングラ感満載のナイトクラブ「ベルグハイン」は一度は訪れる価値がある場所です。

機会があればぜひ、挑戦してみてください。
私もまたベルリンへ行ったら、挑みます!


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