何故、美容室、理容室の圧倒的No.1チェーンは存在しないのか

今回は美容室の話をするフリをして投資のお話をしたいと思います笑

いつもはチャートやら材料やらファンダのお話もしますし、ここで買うパターンは危ないとかここで買うのが好きだとかを定期購読マガジンで好き勝手に本音で話していますが、

今回は軽〜く投資のお話をします。

企業の成長を見抜くのは面白い!というお話です。

定期購読マガジンとは異なり当たり障りのないお話をしますので

全ての方が読める形で公開したいと思います。

タイトルのキーワードはサービスの均一化です。

何故、美容室でシェア3割を超える圧倒的なチェーン店が無いのか?

人間の頭の形、髪の生え方なんて千差万別です。

どんなに同じ看板を掲げてチェーン展開しようともしても切る人の技術によって結果は異なってしまいます。

もちろん訓練である程度までは近い結果にできるでしょうが、どの美容室で切っても完全に同じ結果にするのは人間が髪を切る限りは不可能です。

将来ロボットが髪を切る、またはAIにナビゲーションして貰いながら切るようになれば、同じ髪型にする事は可能になるかもしれません。

テクノロジーが進化すれば美容室、理容室で圧倒的なシェアを持つチェーンブランドがいつかは生まれると思います。

どこでもいつでも同じ髪型が可能、希望の髪型もどこでも同じ技術なので可能となれば安心ですよね。

いつでもどこでもお気に入りの美容師、理容師が空いているわけではありませんし、同じ人が切っても仕上がりは毎回異なります。

美容室、理容室でシェア3割越えのチェーン店は無いというお話をしましたが

全国チェーン展開を行なっている企業達は

必ず品質の均一化を行なっています。

マクドナルドはどこで食べてもマクドナルドのハンバーガーを提供してくれています。

アメリカのマクドナルドでハンバーガーを食べてみてください。

日本のマクドナルドで食べるハンバーガーとほぼ同じ味に感じてしまうから不思議です(原材料やや製法が日本とアメリカでほぼ同じなのかは私は知りません)

大きな組織になればなるほど店舗ごとの商品の品質のブレは非常に少なくなっていきます。(従業員のサービスレベルには多少のブレはある)

飲食チェーンは店舗ごとの味のブレ、サービスのブレを減らす努力を常に行なっています。

大企業だから味のブレが少ないのではなく、企業努力で味のブレを少なくしたからこそチェーン化に成功して成長して行ったのです。


ユニクロやニトリ等の小売業界もそうです。

あの店で買った商品と違う店で買った同一商品の品質が異なっては困りますよね。

同じ商品ならばどこで買っても同じ品質になっています。

当たり前だと思うかもしれませんが、

物作りにおいて、常に同じ品質の物を作り続けるのは凄い事です。

どこで買っても同じ品質という実はとんでもなく凄い事をチェーン化に成功した企業達は行なっています。

美容室、理容室はいつでも、どこでも同じ品質を満たしていない為、シェアの3割以上を取るような圧倒的なチェーン展開をしている店がまだ無いのだと思います。(将来は出てくるかもしれません)

投資において消費者へのサービスで拡大していく企業を見つける際に、どこでも同じ品質を提供できるのかについてもしっかりと見ておきたいですね。

物作り、サービスに置いては人の感覚的な技術に頼れば頼るほど品質にブレが出ます。(良い品質と悪い品質の差が大きくなる)

ポテトフライを作るにしても、〇〇℃で◯分揚げるというマニュアルで作った方が各々の感覚で揚げるよりは品質のブレは少なくなるでしょうし、

自動的に揚げてくれる機械装置を導入し、揚げムラの少なくなる形に成型されたポテトを機械が自動で油から出してくれるならば、技術のない従業員でもいつでも同じ品質の物を提供できるでしょう。

マッサージチェーンや美容室チェーンはあの店は良いけどあの店は悪い、あの人は上手いけどあの人はイマイチといった口コミが発生してしまいがちです。

人の技術や感覚の比重が大きいサービスだからです。

サービスを提供する人の体調によっても提供される品質は異なってきます。

テクノロジーを利用してどこでもいつでも良い物、良いサービス提供できるならば良い口コミが広まりブランド力が高まり、全国にチェーン展開できる可能性が高まります。

例えばマッサージの機械が進化し、機械がマッサージをした方が気持ちよくなり、コスト面が解決したならば今ある、人力のマッサージチェーンは淘汰される可能性があるでしょう(人力を超えるのはまだまだ時間はかかると思うが)

人の感覚に頼る比重が大きい等、どこでも同じ品質を提供する事が難しいビジネスモデルの場合は会社の想定よりも成長が鈍くなる可能性があります。

逆にどこでも同じ品質を提供しやすいビジネスモデルの方が広まるスピードは早くなる可能性が高いでしょう。

従来は人の感覚に頼っていたものをテクノロジー化している企業があればチャンスかもしれません。

最後にもう一つだけ

企業が将来広く展開していく予定というよく使う言葉を鵜呑みにしてはいけません。

広く展開にしていくには企業側の見えない努力に加えてビジネスモデルが広域展開向きか否かも重要になってきます。

キーワード  均一なサービス

を提供する為のハードルはどの程度なのか?全国に展開した時の業績を妄想して投資をする前に

実現する可能性とその実現期間についても少し考えてみるのはいかがでしょうか?

予定通りに仕事を進める企業と遅れ遅れになってしまう企業ではビジネスモデルと会社の仕組みにに違いがある事がほとんどです。

広げにくいビジネスモデルで頑張っても中々展開していかないのは仕方がありません。

以上です。

定期購読マガジンを読んでいる方はお分かりかと思いますが内容が非常に軽いですよね笑

不特定多数の方が読めるが故に話の具体性や私の相場への考え方、投資家の本音、記事のエンタメ性をいつもより何倍にも薄めたのが今回の記事です。

保証はしませんが、今回の記事を面白いと思って頂けた方は定期購読マガジンを読んで頂ければもっと面白いと思って頂けるかもと思っています。

興味が湧いた方は是非お試しくださいませ。

皆様の応援に支えられて毎日連続投稿継続中。ゲームアプリの触りの部分をプレイする事でゲームの出来を独自に判断し半年後のセルラン を予測をしていましたが、エンタメ未来予測全般に挑戦したいと思っています。