『問題』と『課題』の違いって?
タイトルにもある通り、問題と課題って言葉をよく聞くと思います。ビジネスシーンに問わず、学校の課題だったり問題を解決するなどほんとによく聞きますよね。でもその違いについて考えたことってありますか? 私自身今まで全く意識したことなく、『昨年』と『去年』、とか『授業を飛ぶ』と、『授業を切る』の違い、つまり類義語だと思ってました。でも意味が違うこと、分けて考えることで皆さんが何か困りごとや何かを解決したいって思うときにとても役に立ちます。何より人に伝える際の説得力が全く違います。※ちなみに授業を飛ぶというのは関西、授業を切るというのは関東の学生に多いです。(私の経験則ですが。)
一般的な言葉の意味
辞書で検索すると、「問題」は、「答えさせるための問い。解答を必要とする題」一方「課題」は、「課せられた題・問題」「解決しなければならない問題。果たすべき仕事」となっています。いや、課題の意味に問題って言葉が入ってるじゃんって思いませんでしたか?私も思いました。これはあくまでも辞書的な意味で、これを実際の例に置き換えて考えてみると全く違うことが明らかになると思います。
問題はギャップ、課題はアクション
もう少し具体的に考えてみましょう。問題というものは目的(ゴールや目指しているもの)に対しての現実(今の状態)との間にあるいわゆるギャップを問題といいます。例えばテストで100点を取るというゴールがあるのに対し、今の自分の点数が50点だとしましょう。このような場合、問題は50点足りないということです。それに対し課題というのはその目的と現実のギャップを埋めるためにやらなければいけないこと、問題を解決するためのアクションのことです。上記の場合の例に出すと、問題というのは50点足りないことに対する課題はテストの教科が数学の場合、ケアレスミスをなくすや、応用問題を解けるようにする。といったことが挙げられます。よく課題解決といいますが、その言葉は基本的に正しくなく、問題解決のために課題に取り組むという言い回しが適切だと考えられます。
理解するだけでなく、納得した上で言葉を使う
この記事で伝えたかったのは言葉の意味もそうですが、人に伝える際に言葉を正しくわかりやすく使うということです。その際にこうやって一見似たような言葉も違いがわかっているだけで、説得力や伝え方が増すと思います。なんとなく知っているという気持ちで使っていると、相手が混乱してしまい、最終的には自分でも何が伝えたいかわからなくなってしまいます。自分が投げるボールがどんなボールなのかわからないとまずはいけませんよね。今回のように少しずつ少しずつ言葉を覚えていってスムーズな言葉のコミュニケーション、チームビルディングができるといいですよね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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