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正直に告白します
ヘッダー画作家を名乗っているボクの作品。

「素材」はオリジナルではありません。

時に有料サイトから購入し、時に素敵なフリー素材を使わせていただいています。


今まで黙っていました
そんな"作品"を誰かに差し上げたり、販売しているなんて知られたら…。「猛々しい!」そんな声が聞こえてきそうで、今までしゃべらずにいたのです。


反論の余地はないでしょう
「素材がオリジナルじゃないなら作品の価値を見直したい。」お客さんからもしそう言われたら、ボクは当然言い返せません。お金を払っているとはいえ、お借りしてるモノを使っているのですから。

"盗っ人"という言葉が頭をよぎるのは、そんな時です。



ボクの商品に価値はないのか…?

では、"盗っ人"の作ったものに価値はないのでしょうか。ここまで書いておきながら恐縮ですが、ボクはそうは思いません。

確かに、「素材」は誰かが作ったものです。


だけど、

その「素材」たちを
組み合わせ、
最適な位置に配置し、
マッチする色を選び、
並び替え、
重ね、
傾け、
回し、
裏返し、
コピーし、
間引き、
大小調整し、
削り、
切り抜き、
ボカし、
ズラし、
被せ、
トリミングし、
背景を塗る


また、
メッセージや、
愛や、
毒や、
スキや、
笑いや、
アイロニーを込める


そして、
画角を決め、
サイズを決め、
透かしを入れるかどうかを決め
出力形式を決め、
値段を決め手渡す


こうした一連の作業は、ボクの"オリジナル"な作業です。


絶対の自信があります
作家として、この一連の作業をする自分を信頼しています。ボクはこうした作業丸ごとを価値だと思い、他人様に差し上げたり販売をしているのです。

つまり、素材をお借りしていることを除いて、他は全てボクの手と、目と、頭と、意志でできあがっているのです。


作ることの喜びがあります
そうした作業をしている自負があるからこそ。だからこそ、そこに作ることの喜びがあるのです。

素敵な素材をお借りした。さぁ、どう調理すればおいしい料理ができるのか。
そこにはデザインすることを楽しみわずか1ピクセルのズレに怯えバチッとハマった構図にゾクゾクしている、そんなボクがいます。

これを創作の楽しみと言わずに何と表せるでしょうか。



もっと大きな喜びもあります
加えて、noteではしばしば、信じられない大きな喜びを体験することもあります。ワクワクでゾクゾクでドキドキで作った作品。それが自分ではない誰かに喜んでもらえるのです。

その体験は、作った時の喜びを何倍もデカい愛に変えてしまいます。noteを始めてから数ヶ月、ボクはこの愛を、幾度となく体験してきました。

もはやボクだけの力では到底及ばない、本当に素晴らしい喜びなのです。



あなたにも伺いたい
僭越ながら作家として活躍するあなたに、"盗っ人"のボクから聞きたいことがあります。同じ作家として、オリジナルとは何かを伺いたい。

あなたが描くイラストは、全て独自の筆使いでできたものでしょうか?
あなたが書くは、全て手垢のついていない言葉で綴ったものでしょうか?
あなたの撮る写真は、全て新しい構図で写されたものでしょうか?
あなたの披露するお腹が痛くなる漫才は?
あなたの涙あふれる小説は?
あなたの大事にしたためた日記は…?


もちろんこれらは愚問です。すべてYesとならない作品であっても、とてつもなく素晴らしい作品がこの世にはいくつも存在していることをボクは知っているからです。


初の完全オリジナル作品を作りました。でも…
今日は初めて、素材から完成までの全てを自分で作った、完全オリジナル画像をアップします。他人様の素材は借りていません。これにて、"盗っ人"はいったん返上します。

でも。これが「誰の作品からの影響も受けていない」とどうして言えるでしょうか。誰のアイデアからも?珍しい着想からも?どんなスキからも…?ここは自分に正直でありたいと思います。


そこで。しばらくは内なる"盗っ人"と仲良くやっていこうと思います。今後ボクの中の"盗っ人"がいなくなるのか、もしくはいなくならないのかは、これからの作品を見て判断してもらえたら嬉しいです。

どうぞお楽しみに。

長くなりましたが、ボクからの告白は以上です。


そして最後に。

どうぞ皆さまの創作活動に、幸あれ!

#noteヘッダー(ドット/Heart)



追伸①
「あれ、ラマ男、いつもと違くね?」と心配した(殊勝な)読者さんもいたかもしれない。けど大丈夫、ラマ男はいたって普通だよ♡

ちょっとした文体練習を兼ねて、シリアス調で<仕事に対する意識>を書いてみたんだ。
どう?たまにはイケる?また書いてみるから、次は「あ。またアレか」って気軽に読んでみて(*´Д`)ハハ

ともあれ、最後まで読んでくれてどうもありがとう!


追伸②
ヘッダー画像は峯丸ともかさんの素敵な「映画泥棒」を使わせていただきました(ちょっとトリミング失礼しました)。こちらの画像はなんと、50回以上も「みんフォト」で使われてるとか!すげぇっす(*´Д`)

『素敵な素材をお借りしてます!』という記事内容にあわせて使わせてもらったんだ。落ち着いた色使いが良く、この記事にマッチしてるでしょ(*´∀`*)ジブンデイウナ
ヘッダー画作家としてもすごく刺激を受けた。ありがとうございます!

↑こちらもステキな記事でした(*´艸`*)

Sincerely yours.

「ラマ男と一緒にnoteで何かしたい」と思ったそこのあなた。珍しい!いや違った。ありがとう!そのお気持ちはここからお伝えを。”共同執筆の方法とコツ”または”デザイン共同作業のやり方”など必要なノウハウまとめはお送りするので、一緒に作品仕上げましょう。ボクが誰かに捕まる前に!さぁ!