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長編小説を書いてみたら | 執筆裏話を公開します。

こんにちは。RaMです。


約2週間にわたって、公開してまいりました
長編小説『彩りと心のしわあわせ』でしたが、
とりあえず書ききりました!!

お付き合いくださったみなさま、
本当にありがとうございました🍀


主人公や登場人物に感情移入しながらも、
まずは、物語として完結させようと
今出せる力は出したつもりです。


ご興味ある方は、
こちらのマガジンに全話を入れておりますので、
どうぞご覧くださいませ。



久しぶりに、
通常の始まり方で、記事を書ける喜び🙌✨

高まっております。

実は、長編小説の執筆期間中、
思いの外仕事が立て込みまして、
結構、緊張感が強い中で、
書き進めておりました。


今回の記事は、
張り詰めていた糸を緩めて、
長編小説挑戦の裏話を
楽しんで書いていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いします😊


「裏話は、どうでもいいです」って?
まあ、たしかにそうかもねぇ…。

そんな方は、#どうでもいいか
と唱えていただいて、別記事で
お会いいたしましょうね。


制作の裏側


ネタばらしをしてしまうと、
読まれる方にとっては、
おもしろくないかもしれませんが、
なかなか分かりづらい物語背景かなと思い、
裏話を公開いたします。

なお、前情報なく、
作品を楽しみたいと思われる方は、
先に本編をご覧になってから、
こちらの記事へお越しください🍀



今回の長編小説の舞台は、
以前投稿していた、短編小説「手のひらの恋」
からだいたい10年後の物語となっておりました。

短編小説では、
主人公の名前が出ていなかったので、
今回の長編小説で初解禁となっています。

《主な登場人物》
・心和(ここな):主人公。29歳。過去を受け入れながら、自分の成長を目指す。カウンセラーとして勤務する傍ら、祖母から継いだ喫茶店を経営する姉夫婦を手伝う。

・彩芽(あやめ):主人公の姉。31歳。マルチタスクできる、心和にとっては憧れ(時には嫉妬する)の存在。2歳上の夫と2人で、祖母の喫茶店を継ぐ。

・律輝(りつき):彩芽の夫。調理師免許あり。とても優しい繊細さを持つ。空気を読んで、相手の心情を察して動くことができる。

・おばあちゃん(よりさん):心和と彩芽の父方祖母。5年前に夫(祖父)を亡くし、そこからひとりで喫茶店を経営していたが、とある理由により、引退を決め、孫夫婦に継いだ。

・芳賀夫妻:おばあちゃんの協力者。農家。喫茶店で提供する野菜は、ほとんど芳賀夫妻の農場から仕入れている。

・るいさん:喫茶店がオープンしている日は、ほぼ毎日来店。おひとりで過ごしているが、おばあちゃんとはよく話す。何やら不思議なオーラがあり、主人公からすると、気になる存在。

・かりなさん、そうたくん親子:喫茶店によく来店している。小学1年生から登校しぶり。社会との接点として、おばあちゃんの店に来ている。

《あらすじ》
わたし(心和:ここな)は、初恋相手と思いがけない形で再会を果たした後も、気丈に過ごした。大学院を卒業し新たな一歩を進もうとしたその時、教授からとある手紙を受け取る。それから5年が経過してもなお、傷は癒やしきれずにいた。

不思議なお告げの夢を見た翌日、姉(彩芽:あやめ)から、とある依頼が入った。おばあちゃんの意思を引き継ぎたい姉は、どうしてもわたしの力が必要だと言うけれど…。

出逢う人の物語と、自分の過去、そして、かけがえのないおばあちゃんの意思がつなぐこの街で、「ありのままのわたし」を探しながら、新しい生き方(働き方)を見直し、ひとりの人として成長していく物語が、今ここから始まる。


ちなみに、今回作成した物語は、
これまでの経験から創造して
作成したフィクションの物語です。


実際のわたしの仕事は、
カウンセラーではないので、
職業倫理なども全無視で
創作しておりましたし、
多少の想像は入っております。


現実ではありえないことも
もしかしたらあるかもしれませんが、
「それも、この創作物語のおもしろさだ」
と、あたたかく受け取っていただけましたら、
幸いです。



なぜ、長編小説にチャレンジしたのか?


これまで、短編でストーリーを
繋げたことはあったのですが、
行き当たりばったりで、
創作し続けておりました。

そんな初心者マークをつけたわたしが、
どうして、長編小説に
チャレンジしようと思ったのか。


創作大賞2024が行われることを知った時、

せっかくなら、
いつもしないことを
全力で楽しもう😆

そう思いました。


いつもなら、しないこと。

そうだ、物語を作ろう!


という、なんとも安易な考えです。笑


ただ、この物語の制作に入り始めた時、
すでに、エッセイ部門には
チャレンジしていたのですが、
7000字でヒーヒー言ってる始末。笑

↓ そのエッセイは、こちらです。↓


7000字で疲れ果てているこの状態で、
書き始めて大丈夫そう?
と心配になりましたが、
頭の中では、物語の世界観が
浮かんできてしまっていて、
これを書いていかないと
脳内のキャバが空かないな、と思い、
半ば見切り発車で始まりました。


20000字以上、書くことができるか
不安だったのですが、

気づくと、全15話。
本文の字数は42740字となりました。


こんなに長く書けたことに
わたし自身驚いています。


なぜ、お仕事小説カテゴリーにしたの?


今回の創作大賞ですが、
小説部門は、
『ミステリー小説部門』
『ホラー小説部門』
『恋愛小説部門』
『お仕事小説部門』
『ファンタジー小説部門』
の5つがありました。

お仕事小説のカテゴリーにしたのには、
あまり深い意味はなく。

ただ、長編で書くとしたら、
日常に近い物語でなければ
書ききれないな🥲
と、思っていました。

恋愛小説は書けそうにないし…
ホラー要素はまったくないし…
ミステリーも、ファンタジーも、
よくわからない。

そんなわたしに残された選択肢は、
お仕事小説部門だったのでした。

つまり、
わたしが書けそうなジャンルが、
お仕事小説部門しか思いつかなかった
ということです。


『彩りと心のしわあわせ』に込めた想い


タイトルは、かなり悩みました。
そして、公開前に、何度も変えています。

わたしがこの作品を通して表したかったのは、
あたたかさです。

生活さえままならなくても、
生きてさえいてくれていたら。

細い線であったとしても、
つながりを知ってくれさえすれば。

ほんの僅かでも、
希望を捨てずにいてくれたら。


わたしの中の理想は、
創作上の物語であれば、叶えられるのではないか
と、思ったことがきっかけです。


ありがたいことに、わたしは毎日
仕事に行って、noteを楽しんで、
家で食事をして、寝て、
という生活スタイルを送らせていただいています。

見る人からしたら
何不自由なく生活しているように
見えるかもしれないです。

でも、そんなわたし自身、
生きづらさを感じているひとりの生活者です。

本作品では、
それぞれ異なる生きづらさを抱えた
登場人物のストーリーに触れています。

そのすべてに触れることができなかったですが、
一番感じ取りやすいのは、
るいさんの生きづらさ
だったのではないでしょうか。


本当は、もっと深く触れたかったところを
構成と公開日程の都合上、
端折ってしまった部分があるので、
分かりづらかったかもしれませんが、
るいさんは、いくつもの生きづらさを抱えて、
悩まれてきた方です。


誰もが自分の人生を悪くしようと思って
生きていないと思います。

もしも…
悪い方向へと辿ってしまっている場合は、
そうなるだけの背景となる出来事や
そうならざるを得ないほどのきっかけが
あると思っています。

この背景は、一言で言い表すことが難しいほど
絡み合っていたり、複雑になっていることが
多いと思いますので、
ぱっと見で判断することは
ほぼ不可能と考えていますが、


できることなら、
起きているマイナスの現象を悪いもの
と捉えるだけではなく、

そうなるだけの苦悩や不安が
あったのかもしれない
と、頭の片隅に置きながら
ひとりの人として接することの
できるような穏やかな社会であればいいな
と、願います。



タイトルの彩りは、
主人公と姉の名前からもらいました。

しわあわせについては、
本当は、もっとピンとくる造語が
ほしかったのですが、
ちょっと力及ばずでした。

でも、イメージしたのは、2つの光景です。

  1. おばあちゃんの優しさから受け取った幸せのカタチをこれからもつなぎ続けていきたいという決意

  2. 生きづらさをしわとたとえて、それぞれができる範囲で手を伸ばし合えば、しわがのびて幸せのカタチになるのではないかという願い


これらを組み合わせて、
『彩りと心のしわあわせ』にしました。


長編小説を書いてみて



長編小説の執筆は、難しかったです。

物語作るのも、その人の人生を一緒に歩んでいる
という感覚になるので、
今だから話しますが
わたし、相当疲弊してました😂

小説家さんって
本当にすごいんだなあと思いました。
noteで作品投稿している方
尊敬でしかありません。

実際にやってみてわかったので、
このチャレンジをしたことは、
本当に良かったと思っています。


わたしは、影響を受けやすいので、
制作中は、できるだけ他の方の作品を
読まないようにしていたのですが、
終わってから、いろんな方の作品を
読ませていただきました。

レベルが違いすぎて、
わたしがこの状態で公開してよかったのか?
と思うことが多々ありました。


わたしの創作上の反省点をひとつ挙げるなら、

長編小説は、
全て書き終わってから、
投稿したほうがよかった。


整合性を確認できないまま
公開してしまったので、
世界観が統一されているか
今さら心配しています。


読み直して推敲しないのかい!と思われる方。
正論です。
でも、時間がなかったのです…
(完全に、詰めの甘さ)



長々と書かせていただきましたが、
ここまでお読みくださったあなたは、
それで、結局
なんのはなしですか?
と思われたかもしれません。

現実社会で暮らすひとりの人の
理想的なあたたかさと出逢いたくて。

もし、生きるのがしんどかったり、
ただ家にいるだけでも疲れてしまったり、
今の世の中が苦しいな…。
と思っている方がいたとしたら、
生きているだけで、すごいこと。
家にいたとしても、
自分を守るためにしていることなら
それは今必要なことであって
そこにいても大丈夫だよ
ということを表現したくて
書いた物語です。


次に創作する作品は、
初心に立ち返って
路地裏に戻ろうと思います。

さて、創作脳が復活するのは、
いつになるでしょうか…。笑


創作大賞期間は、
わたし自身と向き合った期間。

たくさんのことを感じ、考え、創造して。

これまでにない経験をさせていただきました。


楽しかったなあ。
この後は、落ち着いて、
いろんな方の作品に触れにいきたいなあ🌿
と思います。


noteさん。

ステキな作品を投稿してくださった
noteクリエイターのみなさん。

本当に、ありがとうございました😊✨



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