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LIFE IS BEAUTIFUL 著 岡根芳樹さん を読んで


筆者プロフィール

岡根芳樹さん 1964年 和歌山県生まれ。
高校卒業後映画監督を夢見て上京。
映画監督になるために、まず、劇団を立ち上げた。
しかし、劇団員がバイトで貯めた講演費300万をだまされ持ち逃げされてしまった。
しかたなく、サラ金から300万を借金。
そのお金を返すために、フルコミッション営業マンに。
そして、NO1営業マンとなり、借金を完済。
自分らしく生きようと再度映画監督の夢を追い求め劇団の再興。
その後、仲間と便利屋を起業、絵本「100万回生きた猫」に感銘を受け絵本作家を目指しプー太郎に、
現在は、ソーシャル・アライアンス(株)を設立!
机上の空論ではない自身の営業経験を活かした成果にこだわる
人材教育、ユニークかつ実践的なトレーニングを、
本人自ら講師、トレーナーとして
全国各地を飛び回っていらっしゃいます。
本書は、著者の母との記憶から現在までのハラハラドキドキの半生を様々なエピソードを交えて描いたビジネス書です。

本の概要

著者は現在、

さまざまな業種のセールスマンの営業研修や、

人材育成などの企業研修事業と、

全国延べ百か所に広がる教育教材の

フランチャイズ事業を運営されています。

本書は、そんな著者にビジネス書の出版の話がきて執筆された本です。

しかし、この本は単なるビジネスのノウハウ本とは全く違います。

まさに人生をどう生きるかを紐解いている哲学書です。


この本のキャッチは、
自分の人生の主役になる 
「人生は舞台である」どん底時代でも“ネタ”になる!

です。

筆者が読んだ著者の本は、

著者のフルコミッション営業時代のノウハウを詰め込んだ

「セールスの絶対教科書」

仲間と起業した便利屋時代の

「スタンド・バイ・ユー」

の2冊です。

両書とも超お勧めです。

もちろん、

本書では、フルコミッション営業時代も便利屋時代の話もでてきますが、

著者の今日までの半生においての物語で、

著者が如何に苦悩してそして閃いて生き抜いていたかが記されています。

普通なら悲壮感漂うところでしょうが、

すべからく楽しそうなのです。

加え著者の家族は根っからの楽観主義であり、

出会う人々もユニークで是非とも会ったみたい人達ばかりです。

本当におもしろい半生です。

その時は、めっちゃ大変でも

後から思うとめっちゃおもしろいし

生きているという実感と

生きていることの幸福、

そして価値を考えさせてくれます。

著者からの母への質問、

「ねえ母ちゃん、もしお父ちゃんと僕が違う場所で溺れていたら、どっち助けに行く?」
「そんなのお父ちゃんに決まっとる。

子供はまだ作れるけどお父ちゃんは一人しかおらんもんね」

即答だった。

 え~何~それ!!って感じ。筆者のうちとは全くの真逆です。たぶん!

中三のサッカーの試合で、

目にボールが当たって怪我をした。

「芳樹、手術代五十万だって!どうする?まだ片目あるから別にいいよね!」

「いいよ、いいよ。片目あれば十分だよ」 

またまた、え~何~それ!!です。めっちゃ楽観主義!!

そして、強烈なお父さん、

喧嘩をしては仕事を辞め「おい、今日仕事辞めてきてやったぞ!」

と誇らしげに語るのだった。

とある。

また小学校3年生の時の教師3年目の若い女性の先生。

今では考えれらないような型破りな先生だ。

学校が指定している指導内容から大きく逸脱している授業で

オリジナルテキストを使っての「ディベート」。

物語の主人公の少年が家族を助けるために、

船のマストから海に飛び込んだことが

果たして勇気が有るのかで意見が二つに分かれた。

著者含めわんぱく男子5人は

「勇気なんかいらない、それくらい誰でもできる」

と意固地になって言い張った。

そして、4階の音楽教室のベランダに移動し

「勇気なんかいらないといった5人、

このベランダの手すりを歩いてみろ!」さてどうなるのか・・・・

これが、まだ本書の38ページである。残りは300ページ以上。

著者は、その後、映画監督に成るべく上京。

映画監督の修行の為に、

某ミュージカル劇団のオーディション、

劇団立上、劇団初公演の軍資金300万円を騙し取られ・・・・

筆者は、物語に引き寄せられていきます。

読み進めるうちに自分も失敗したくなってくるから面白いです。

失敗ありがとう!!失敗万歳!!

こんな人におすすめ

この本は、

自分の人生に少し諦めてしまった人

諦めかけている人

何となく一丁上がりしたのかなと思った人

現役バリバリのサラリーマン

一寸前まで現役バリバリのサラリーマン

定年前後のサラリーマン

嘱託のサラリーマン

に是非読んでほしい本です。

著者は、何度もどん底を味わっています。

でも、楽しそうなのです。

いえ違いますね。

完璧に楽しんでいます。

最後にチャップリンさんの素敵な言葉で締めくくられています。

そして、この本を手にされて皆さん!!

人生を楽しんでください。

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