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世代ギャップを乗り越えるカギは【興味】〜サラリーマン応援📣日記

「新人が配属されてきたけど年齢はなれすぎ、何、考えてるかわからん💦」
「不用意なことを言うとハラスメントになりそうで気をつかう」

自分の子どもよりも歳の離れた新入社員を指導することになったことになったアラフィフサラリーマンの言葉です。

会社からは、「指導社員は、ハラスメント研修は必修ですー!」と言われ、
人事からは、「ちゃんと育ててくださいね」と言われ、
これまでの業務量は削減されることもなく、
気は重い、気疲れする、肉体的にも負担がかかる。

そんな状況であることを伺いました。
本当に大変💦だと思います。
疲れますよね。心もカラダも。

【距離が縮まればすべてが楽になる】

このサラリーマンさんにお伝えしたこと。

仕事以外の場を含めて、これまでの人間関係を思い返してみてください。

気心が知れた相手なら、年齢や性別に関係なく、なんでも言いやすい関係になっていますよね。家族や親戚、大学の後輩たち、塾のバイト時代の教え子、、、なんでもいいです。

それに対して、配属されてきた新入社員は、あなたにとっては「見知らぬ人」。そして、新人くんにとっても、あなたは「見知らぬ人」です。

そんな二人がお互い成長するためには、、、
まず、人として距離を縮めることが必須です。


どんなに優秀な人でも、言動すべてにおいてハラスメントゼロ、会社から課されている育成目標を完璧に達成することは、約束できません。

だって、自分も相手も「人」ですから。
どこで何がどうなるかは、誰にも読みきれない。

こんなとき、成功確率を上げるもっとも確実な方法があります。
多くの研究でもエビデンスが出ていることです。

それは、
「教える」前に、人としての「距離を縮める」こと。
回り道に見えて、本質とはかけ離れて見えて、結果的に育成スピードを早めます。

【距離を縮める】方法

昔は、有効で再現可能な方法がありました。
ハイ!「飲み」にいくことですね。
でも、今は、時代も環境もそれを許さない。

さあ、困った💦 笑

相手に対して純粋な【興味】を持つこと

マザーテレサは、「愛」の反対語を「無関心」と言いました。

ある哲学者は、人間は誰しも共通の願いを持っている。それは【唯一無二の存在として認められ他者から感謝されること】である、と言いました。

わたしたち人間は、自分に関心をもって接して欲しいと願う本能のようなものがあるようです。そして出来れば、誰かの役に立って「ありがとう」と言われたい…。

わたしは、これを普遍的な真理だなあと感じています。


「異邦人」同士が距離を縮めるカギは、相手への【興味】

年齢ギャップのある新人さんとは、共感できる点が見いだせなくて会話も弾みにくく、ぎこちないコミュニケーションになりやすいですよね。

こんなとき、あなたの戸惑いや困惑、めんどくさいな感は、確実に相手に伝わっています。人間、自分の思いは周波数を生み出し、相手の脳に伝染するものです。

だから、そんな時は、こう思ってください。
こんな歳の離れた人と親密になれるチャンスが降ってきた〜😁
ようこそーーーー💕

実際、大変なのは重々承知しております…。だからこそ、です。
自分の子どもだって、思うようには動かせない。
よそ様のお子様、初めましてでは、いくら業務だからって言ってもうまくいかなくて”当たり前”です。


日々、指導しなくてはならないことが山盛りでしょう。
真面目に新人を育てようと思う方ほど、さっそく「HOW」の伝授、業務のイロハを注入したくなるのはとてもよく分かります。

そこをグッと我慢して、ちょっとだけ脇に置き、人としての純粋な【興味】を新人さんに向けてみませんか。

どんな質問が良い、悪いというのはありません。純粋な興味から聞いてみたいなと思われたことを聞いてみましょう。

✔️何でウチの会社に決めたの?
✔️どこに住んでるの?
✔️(差し支えなければ)ご家族は?
✔️学生時代は何やってたの?
✔️何が好き?
✔️何がきらい?
✔️今までで1番うれしかったことは?
✔️どんな人が嫌い?

ご自身のことも伝えてあげてください。あなたが開いた胸襟の幅だけ、新人さんも胸襟を開いてくれます。

距離が縮まれば、あなたの助言はスムースに届きます。

これは決して”仲良くやりましょう”というヌルい話ではなく、再現性をもって確実に人を育てるための必要条件の話です。

相手を知りたいというピュアな「興味」が土台になります。
興味を持つことが、相手の耳を開きます。
あなた自身がラクになりますよ。

息子さんより年下の新入社員を迎えたアラフィフのサラリーマンさん、がんばり過ぎず、突き放しすぎず、「どんな子かなあ…。たまたま自分のところに来るなんて、何かの縁があるんだろうなあ」と楽しみながら接してあげてください。

面白い自分発見にもつながることを、心から応援📣しています。


なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。