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斑鳩~塔の見える古代的風景の楽園

 年末の奈良シリーズ。慈光院から世界遺産=法隆寺へと散歩しました。最近の寒さほどには冷え冷えとしてはいなかったので、ほどよいピクニック気分が味わえました。遠くに見える高圧線をのぞけば、塔が建てられた奈良・白鳳時代の風景と大きく変わらないのではないかと思わされる、長閑な田園風景が広がります。慈光院から法隆寺を目指して、なだらかな丘を越えて行くと、法起寺の三重塔(タイトル写真)が見えてきます。懐かしくもあり、時間旅行をするような異次元感もある、この景色が昔から好きです。

法起寺三重塔

1000年以上もここにこうして建ち続けていることに、感動を覚えずにはいられないのは、私だけでしょうか?法起寺から少し歩いた先にある、法輪寺は塔が焼けてしまったのを昭和に再建したものです。こうした小さな塔が田園風景にぽつぽつと見えてくる、この斑鳩の里の風情がどうにも素敵でたまらないと感じます。法輪寺は塔は再建ですが、仏像は奈良時代のものが多く残っています。このあたりを初めて歩いた記憶があるのは親父どのとの観光で、仏像・お寺好きという地味な趣味の子供だった自分に、親父殿はよく付き合ってくれていたものだと、改めて感謝。
法隆寺も正月準備がすっかり整っていて、初めて見る門松の様式に興味がそそられました。皆さんは見たことありますか?↓

法隆寺寺務所の正月飾りがユニーク

人通りの少ない西円堂から、法隆寺の伽藍を臨んで、また古代に思いを馳せました。斑鳩の里のタイムスリップ感は、他の場所にはない特別なものがあると思います。行かれたことのない方は、ぜひ法隆寺とその周辺を!

法隆寺西円堂から五重塔と金堂を臨む。

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