マガジンのカバー画像

ART WALKER

51
ARTの世界を楽しく回遊
運営しているクリエイター

#一度は行きたいあの場所

建築とホテルの楽園=オットー・ワグナーの水門監視所とホテル・ラディソン・レッド・ウィーン

下記のような記事でスタートした楽園探訪のウィーン・シリーズですが、行く前に気になっていたのは、やはりオットー・ワグナーの建築でした。その中でも比較的行くのが少し面倒で、時間がなくなると行かなさそうな案件のそばにホテルをとって、心ゆくまで堪能してみようと考えて、実行してみました。それがカイザーバードの水門監視所とラディソン・レッド・ウィーン。 ドナウ運河に面した場所にあるカイザーバード水門監視所を、ドナウ運河の北側に位置するホテルの窓から眺めるとこんな感じです。アールヌーヴォ

ブリュッセル幅3.75Mのアールヌーボー建築をnoteのおかげで思い出した。

上記クリムトが描いた貴婦人=ソーニア・クニップスの家(ヨーゼフ・ホフマン設計)の記事をアップしたところ、自分の記事に紐づいて目についたのが下記の記事。アールヌーヴォー建築の創始者ヴィクトル・オルタの建築がたくさん残っているベルギーのブリュッセルで見た、オルタの弟子ストローヴァンの自宅の建物についてのものでした。こういう出会いがあるところがnoteが素敵なところです。 2018年にダルムシュタットに行ったタイミングで実はブリュッセルにも足をのばしていたのですが、自分のものぐさ

建築の楽園・クリムトが描いたソーニアの家

実は一昨年と昨年に2度ウィーンに行く機会に恵まれました。あまりに素敵な街で、たくさんの楽園を見つけてしまったので、どこから書いていいのか迷っているうちに時間が過ぎてしまいました。いい加減もったいないので、そろそろと思って書き始めましたが、やはり迷います。えいやってことで、かなりニッチな場所から始めることにしました。 ソーニア・クニップスの家。 誰それ?ですよね。この記事を見ればイメージできますか? ベルヴェデーレ宮殿の美術館にあるクリムトの名作に描かれた貴婦人。それが、

ホテル&美術の楽園・カンデオホテルズ京都烏丸六角

丸福楼の紹介記事を多くの方にお読みいただけたようなので、ラグジュアリーホテルではありませんが、京都で楽しいホテルをもうひとつご紹介します。カンデオホテルズ京都烏丸六角。 ロビー棟に、旧伴家住宅という町家の母屋をそのままリノベーションして活用しています。10年前くらいはここでお住まいになられていた風情で、祇園祭の時には玄関を開放されて、鈴木松年の狼の屏風をお見せになられていた、京都らしい旧家でした。(下記ブログにその模様で残ってます。) 数年前に京都の画廊のカタログに、その

京都・東本願寺、Adoちゃん紅白の能楽堂と大寝殿公開開始!!

昨年、下記の記事でご紹介した、東本願寺の大寝殿の特別公開が「京の冬の旅」の企画の中で6日からスタートしましたね。ただ、もはやそっちよりも世間が見たいのは、あのAdoちゃんがNHK紅白歌合戦でパフォーマンスした話題の能楽堂なのでしょうか?サムネ写真がそれです。(撮影は昨年の公開時のものなので、雪景色となっております。) 今年は、僧侶にご案内いただく予約制のプランだけのようですね。 昨年10月からの竹内栖鳳/破壊と創生のエネルギー展でもインパクトのあった「風竹野雀」が「歓喜」・

+16

日本美術の殿堂!修善寺・新井旅館。百年名家の名に相応しい登録文化財の温泉旅館。

フェルメールに会いに ーnayuのオランダ旅行記ー

こんにちは! フェリシモミュージアム部のnayuです。 何を隠そう、旅行が好きです。私の旅行の目的として、グルメと同じくらい重要なポイントが、ミュージアム!ということで、なかなか旅行に行けなくなった昨今、写真の整理もかねて過去の旅行を振り返ってみました。 今回は、2012年1月に訪れたオランダ旅行についてレポートします。 ※ですので、写真に写っている建物や風景は現在のものではございません。 オランダ旅行のきっかけこの旅の1番の目的は、「マウリッツハイス王立美術館」でした。

+4

パリとラリックを箱根で感じる。鉄男/鉄子の皆様にもおススメ。マイクロツーリズム編

+3

パリは春が最高!2~街角で楽しむラリック