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香港のビクトリアピークに絶対行くべき理由(と、誰にも教えたくない夜景の穴場)

サムネイルの画像のような、香港に何度も行ったことある人でも、きっと知らない夜景スポット、あなたに教えます。


前段(香港の地理について)

香港と言えば夜景ですよね。世界には素晴らしい風景がありますが、これは本当にすごいと感動した風景の私的な世界1位は香港の夜景です。ベタかもしれませんが私は香港の夜景が大好きです。人間が作ったもので、これだけの光量を発する物体ができるというのは感慨深いものがあります。

「香港」と私たちが普段読んでいる市街地は、大まかに分けて香港島と呼ばれる島のエリアと、九龍(クーロン、発音的にはカオロンと言ってるように聞こえる)半島と呼ばれる半島のエリアの2つに分かれて、これらが海を面して向かい合うように存在します。そこで夜景も香港島サイドから九龍半島を見るか、九龍半島サイドから香港島を見るかの2つの風景があります。それぞれこんな感じです。

ビクトリア・ピークに絶対行くべき理由

九龍半島から香港島を望む夜景。撮影場所はこのあたり→(Google Map)。
香港島から九龍半島を望む夜景。ここはなぜか横浜の夜景に似ている。撮影場所はこのあたり→(Google Map)。

海で2つに分かれているので、写真を構えた時に視界的な広がりがあって、それが香港を夜景シティにしているわけですね。

ここから本題ですが、香港島の山であるビクトリアピーク(victoria Peak,太平山山頂)は、九龍サイドと香港島サイド、両方を見下ろす光景なので、さらに魅力的といえます。ですので、たとえ短い滞在だったとしても市街地の高層ビルやルーフトップバーで満足せず、ビクトリアピークに登りましょう。単純計算で2倍の夜景が楽しめますからね。

ヴィクトリアピークでは、手前に香港島サイドの夜景、奥に九龍半島の夜景。どちらも見下ろすことができる。

ビクトリア・ピークへはバスで行くべし!

さて、ビクトリアピークに向かう方法は3種類あります。まず一つは、セントラル(中環)から出ているピークトラムというトラムです。これはどのガイドにも掲載されていて、観光客が最も利用するもので楽しくはありますが、とにかく大行列があり、頂上まで行って戻ってくるだけで一苦労です。せっかく、風情のある夜景を堪能しようと言ってるのに、もみくちゃにされて、風情がないじゃないですか。それなりに乗り物として楽しいものですけどね。。(こんな感じ↓)

二つ目はタクシーです。これなら好きな場所から頂上まで車でサッと行ける分、楽ではあります。でも、帰りは別のタクシーを拾わなければいけない上に、頂上でタクシーを捕まえると必ず超過料金を請求されます。まあ、ボラれるわけですね。最後の選択肢はバスですが、これが最もおすすめの交通手段です。タクシーほど混むこともなく、山道をうねうぬ登っていくのですが、登っていく途中でも綺麗な風景が見れます。急勾配を登っていくトラムより風光明媚だし、第一トラムのように待ちません。

街中を走る山頂(The Peak)行きのバス。これに乗ればOKです。
山頂に向かうバスはもちろん、途中の風景も最高。

無料で見れるPeak Galleria

さて、どの交通手段を利用しても、The Peak Tower(ピークタワー)という場所に連れてこられます。ここの展望台に登るには有料でお金がかかります。一方、隣にPeak Galleria(ピークギャレリア)というショッピングモールがあります。ここに屋上展望台があるのですが、ここなら、無料な上に、正直内容は同じです。しかも少し空いています。おそらく観光客は何も考えずガイドブックに従って有料の展望台に向かうのでしょう。

これがその無料展望台からの眺め。ビクトリアピークは昼も綺麗だ。
日没後すぐのマジックアワーもおすすめ。

と、いうわけで、安くて空いてる公共バスに乗って、太平山山頂に行き、無料のPeak Galleriaに行く。これが香港の夜景を楽しむ基本の基本です。ここから応用編に向かいます。

その前に、上の写真を撮っている展望台を、少し引きで撮ってみましょう。

香港名物大混雑(笑)。

残念ながら景色のいいポイントは観光客で溢れ、なんとか前に行って撮影は可能ではありますが、ムードもへったくれもありません。もしもあなたが、香港の夜景を見ながら、「夜景が綺麗だね。いやいや君の瞳が・・・」なんてバブル時代みたいなトークをしたいのであれば、この場所は適切ではありません。

人を避けるために、穴場のPeak Trailへ

実はビクトリアピークの頂上はPeak Trail(ピーク・トレイル)というマラソンコースになっています。Google Mapを見ると、山頂にある山頂公園を囲むように周回道路がぐるっと一周回っていることに気づくはずです。
この周回コースこそが私が最もおすすめする夜景です。ここは、夜景が綺麗な夜間もそれほど人が多くありません。というか夜間でもほとんど人気がありません。だから、夜景を独り占めできます。

夜景を独り占めできるトレイルコース。地図で言えばこの辺→(Google Map)。

ここには、冒頭のような、夜景を独り占めできるベンチなんかもあります。

香港の夜景を独り占めできる場所。

香港の夜景をのんびりと楽しみたければ、とにかくこのトレイルコースに足を運ぶことです。ここで恋人や夫婦や友人と、夜景を見ながら喋ってみませんか? この誰も来ないベンチこそが、いつも人で溢れかえる大都会香港の、私だけの小さな楽園です。

ベンチの場所はこのあたり↓

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