今年も「なんでこんなことを」と思いながら、とうもろこしの冷製スープを作る。
夜の20時過ぎからとうもろこしの冷製スープを作り始めるなんてどうかしている。
21時の就寝に間に合うかも!と思って作り始めたけど全然間に合わなかった。
(息子よ、寝るのが遅くなってしまってごめん。)
なんでそんなことをやり始めたかというと、今年も大量のとうもろこしが届いたから。
新卒で入った会社時代からお世話になっている母のような先輩から、甘くて美味しいとうもろこしをいただいたのです。10本も。
10本中8本はレンジでチンして食べた。
このとうもろこしは私が人生で食べたとうもろこしの中で一番甘くて美味しい。なのでシンプルに食べたい。息子もこの食べ方が一番好きみたい。
けど一種類の食べ方しかしないのもなんだかもったいなくて、それじゃあ冷製スープにでもしてみるか〜、と思い立ったというわけ。
朝ごはんに出したいから夜のうちに作りたくて、ブレンダーを使うから就寝前にやりたかった。でも完全にスタート時間を誤った。反省。
とうもろこしの冷製スープは一年に一度だけ作る。
からあげも年に数回しか揚げない我が家には多いくらいかもしれない。
塩でシンプルに味付けしたとうもろこしの甘さ全開のスープはこの上ない美味しさ。飲んでいる瞬間の幸せを求めて作ってしまう。
けど労力の割にできあがりの量が少ないことと、家族の反応が薄いので、作るのは年に一度だけ。
毎年、スープをざるでこしながら「なんで私はこんなにコスパ悪いことをやっているんだろう、、チンしたら数分なのに、、」と思っている。
けど懲りずに翌年も作る。私にとってのとうもろこしの冷製スープはそんな存在。
なんでこんなことしているのか。
もちろん美味しいからっていうのもあるんだけど、
便利すぎる世の中で不便の少ない生活を送っていると、たまには自分から不便を味わいにいかないといけない気がしてくるから、というのも理由。
我ながらわけわからんのですが、世の中が便利すぎて、最近イライラしやすくなっていると思うのです。不便なことへの耐性が減っていると思う。
だからなんとなくバランスを取りたくなる。
不便なことや手間のかかることをやりたくなる時期が不定期でやってくる。いまはそんな時期なんだと思う。
お金を出せば買えたり誰かに代わりにやってもらえるけど、あえて手間をかけてでも自分の手でやってみた方がよいかな、ってことはやるようにしてる。
野菜を育てるのもそうだし、手紙を書くのもそう。あとはあえてのんびり歩いたりとか。
ちなみに去年はとうもろこしの天ぷらを作ってみたけど、めちゃめちゃ油がハネて痛かったので今年はやめた。美味しかったけどね。
とうもろこし、今年も美味しかったです。ごちそうさまでした。
明日の朝、冷製スープを飲むのが楽しみ。おやすみなさい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?