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仕事は、しんどくても踏ん張るべき時期がある気がする。

ここ最近ずっと感じている違和感のこと。

私が仕事で忙しかったりしんどそうにしていると、「背追い込まないほうがいいよ」とか「仕事なんか適当でいいんだよ」と声をかけてきてくれる人がいます。

文脈的には「サラリーマンなんだから」とか「やるだけ損」とか「搾取されてるよ」みたいなニュアンスを含んでいます。

私はもともと完璧主義なところがあり、自分を追い込みやすいタイプなので、こういった声かけはありがたいなと思って聞いています。

でも最近しみじみ思うのは、「適当でいい」とか「背負いすぎないで」と言ってくれる人で、実際に仕事の責任を負って働いていて、しかも結果も出している人って、いないなあということ。

語弊を恐れず言えば、責任もなく結果も出していない(あるいは仕事内容的に求められていない)人だからこそ言える言葉なんだなっていう。

平社員には「背負いすぎないでいいよ」と言われる一方で、尊敬する経営者レベルの人には「メンタルを鍛えて乗り越えなさい」と言われます。

そもそも平社員と経営者を比べるのがおかしいんだけども、ワンオペで時短で働くメンタルの弱い自分には経営者レベルの働き方なんて無理だという思いがあって、自分と同じレベルの人に耳障りのいい言葉を言ってもらってほっとしていた部分があったんだろうなと思います。

私は最近、年齢的にも、会社のポジション的にも、平社員を抜けつつあり、幹部として会社の今後を考えていくべき立場にあります。

少し前までは「背負いすぎない方がいい」という言葉にほっとしていた部分が大きかったんですが、最近は「そんなこと言ってられないな」という感覚の方が強いです。

零細ベンチャーだから、人は足りないのに仕事だけが多くて、雑務もなんでも自分達でやらないといけません。電話も取るし、宅配便の伝票も書きます。雑務で1日が終わります。

でも自分たちが付加価値の高い仕事をしていくためには、相対的に付加価値の低い仕事をやってくれる人を雇えるくらいに組織を大きくする必要があって、そのためには会社を成長させないといけません。

その視点に立つと、仕事において「背追い込みすぎない」ことって真逆の方向を向いている気がします。

後の自分たちが楽になるためにも、今は背負い込んででも突っ走る時期かもしれないなと思っていて、自分でメンタルを整えながら乗り越えていくべきときなのかもしれないなって思うんです。

今の会社に入ってそろそろ2年経つけど、得られたものは、スキルよりも仕事への向き合い方かもしれないなあと思います。

今も忙しくてしんどいんだけど、未来のためにがんばろ。


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