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経営者のメンタルヘルスケア

皆さん、こんにちは。困難な日々が続きますが、身体だけでなく精神の健康をどう保つかというのも重要な問題になってきていると思います。
先日僕のABEJA時代の同僚(と言っても全然若いんだけど)である夏目さんとランチをしました。おそらく3年ぶりくらいだったわけですが、その間に彼女はABEJAを卒業して、ヘルスケアベンチャー「リンケージ」のCOOに就任しました。

二人で話をしながら、お互いの事業の世界がすごく似ているなと共感したり、女性ならではの視点を聞いて強く感銘を受けたり、本当に勉強になりました。いやまじ萌氏(僕は彼女のことをこう呼んでいます)すげーわと感心したり、感心している場合か、自分も頑張ってまだ成長せねばとすごい刺激をもらって萌氏にはまじ感謝です。
その中で萌氏の考えていることですごく大切だなぁと思ったことがあります。

それはスタートアップ経営者のメンタルヘルスケアです。こちらのCoral Capitalさんの記事「メンタルヘルスは事業持続性に関わるCEOの重要スキル」がとても分かりやすいのでご一読いただきたいなと思いますが、スタートアップの経営者って経験値が高いわけではなく、色々と手探りで事業をスタートさせ、組織を拡大させていく中で、精神的には非常に辛い時期をずっと過ごしていくことになります。
自分自身も経験ありますし、いまだに変な夢見てうなされたりします。(実は最近も寝ながらうなされていたらしい、、、)

これを解消していくために、誰がどのようにすればいいのだろうか?と良く考えるのですが、端的に言うと社外の利害関係のない人にメンターになってもらうのがやはり良いなと思います。
そしてそのメンターの条件ですが、以下の条件を満たしていることが必要なのではないかと思っています。あくまでもメンターでありコーチングのコーチとは別なのでそこは誤解なきように。

  • スタートアップ特有の状況を理解しており、そのハードな状況を乗り越えた、あるいはそこで挫折した経験がある

これは当たり前と言えば当たり前ですが、全然相手のことが分からないのにメンタリングなんてできるわけがないですよね。そして乗り越えた人だけでなく、乗り越えられなかった人も寄り添える可能性が高いと思っています。
そこは乗り越えられず失敗したけど、その精神状態自体は克服していることは必要でしょう。それが出来ていない人には適切なメンタリングは不可能じゃないかなと僕は思っています。

  • その会社に直接出資していたり、あるいはVCの担当者だったり、直接の利害関係がない

この利害関係がないということはとても重要なことだと思います。なぜならば、利害関係があればそれに基づいた発言を必ずする(人間だもの)ことになるでしょうし、受け手の経営者もそう感じてしまうことが起こると思います。
そこには純粋な信頼関係が生じにくく、どうしても経済的な関係、金銭的な関係に基づく関係性が優先されていくことになります。

  • 心から尊敬し信頼できる人である

そして最後に重要なことはこれに尽きるかなと。信頼できない人の言葉は刺さらないし、受け入れることが難しいです。
僕にも何人か無条件にこの人はすごいなぁと思える人がいて、年上の人もいれば、同年代の人もいれば、年下、しかもかなり年下の人もいます。性別も関係ないし、国籍も関係ないです。

強いて言うならば、皆さんすごいご経験をされていて、それを自慢ではなく客観視して語られており、視野が広く視座が高い、という共通点があります。
自分は全然その域に達しておらず、まだまだ、まだまだまだ、と思いますが、いつか自分自身がそのようなレベルに達して、多くの人たちに信頼をしてもらえるような人間になりたいと思います。

人生には無駄な経験はなく、その全ての経験から学ぶことができると自分はずっと信じています。
その経験が無駄になってしまうのは、自分自身がその経験を無駄だと考えて、そこから学ぶことを止めてしまった時だけです。

日々精進していかねばと改めて思いました。
ではまた!!

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