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【BOOK#003】SNSの哲学 リアルとオンラインのあいだ
初めて「書院」を利用した時に、読んだ本。
哲学の本というのは私には難しくて、普段はほぼ読みません。こちらは哲学のことも書かれていますが、哲学本というより、SNS利用の初心者本に近いような気がして、かなり読みやすかったです。
なんとなく思っていたことが言語化されていたり、なるほどね!と思わされたことが結構ありましたので、インプットメモ用に引用失礼いたします。
1章 なぜSNSで承認されたいのか?
2章 SNSにはどんな時間が流れているのか?
3章 SNSではどんな言葉が交わされているのか?
4章 SNSには偶然はあるのか?
5章 SNSで人は連携できるのか?
「SNS疲れ」の正体
SNS上での承認欲求は①依存②不安③疎外、を生む。
自律と、他律
・人間は誰でも承認が必要
・「自分が何者かを知りたい」のも承認欲求ではないのか?
⇛「他律だから悪い」ことはない
承認欲求が強すぎる人は、時には迷惑だったりもして、苦手・嫌いという思いが大きかったけど、自分にも確かにある「承認欲求」。人間関係は承認されて成立しているものなんだと、認識させられました。
デジタル情報であるタイムラインには、時間は流れていない
↑最近、XやFacebook、インスタまでも見にくいと思ってる理由のひとつが、これだと思いました。
一定時間で投稿が消える機能が、「今」をシェアする感覚を生む
⇛タイムラインに時間の流れを作りだす
ストーリー機能を、自分は使っていないので、みんなが使う理由はこれか〜と教えてもらった感じがします。
「さえずり」と「つぶやき」
「つぶやき」は相手に伝えたいわけではない、ひとりごと。
ゆえに本音が出る(かも)。
⇛読みたい!
X(Twitter)=建前でなく、本音を表出できる場(とされている)。
↓
「生の声」をアピールする道具にも使われる(⇛要注意!)
「つぶやき」の無責任さ、気軽さ
⇛ヘイトスピーチ、フェイクニュース、クソリプの投稿
⇛炎上などのトラブルに!
X(Twitter)は、相手のルールが読めない複雑な「言語ゲーム」の場。
⇛トラブルの多くは、言語ゲームのルールの誤解によるのではないか?
Xは、一時期本当に苦手になってしまって、意識して離れてた時もあるのですが、便利な部分は否定できないので、やっぱり使っていく者が、十分注意して使っていくしか無いんだなぁと思いました。
最適化のアルゴリズムが見せるもの
・「私」がもともと関心を持つもの
・「みんな」が見ているもの
=誰かが価値観や信念に基づいて選んだものではなく、重要な情報だとは限らない!
偶然性=たまたま起こること。 ハズレを引く可能性もあるけれど、新しい出会いももたらす。
インスタとかamazonなどでは、かなりお世話になってるオススメ機能ではあるけど、リアル本屋などで偶然出会った本が、素敵な世界に導いてくれたことは今までも実感してきているので、それはこれからも積極的に求めていきたいと思います。
SNSの声=多数派の声ではないことに要注意!
ハッシュタグ的連携
・あくまで「私」(個人)として、私的な言葉のままで「みんな」と連なる
・主語は「私」であり、「私たち」と語ることは(疑似的にしか)できない
改めて教えてもらったことが、これでした。サイレントマジョリティーという言葉が浮かび、SNSに流されすぎないように、でも有効な機能を上手に使っていきたいと思いました。
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