ゾウさんパレード Elefantenparade はゲームシステムが素敵ですよ(1)
Ravensburger社から、すっごい昔に販売されていた「ゾウさんパレード」。
今日はこのゲームの「コマ動作」をご紹介します。
ラジくまるが、実はものすごく好きな「動作システム」です。
Elefantenparadeのざっくりのルール紹介をするとこんな感じになります。
Elefantenparadeざっくりルール
スタートからゴールまで進み、自分の色の「2頭のゾウさん」がゴールに入ったら勝ちです。
このゲームはダイスは全く使いません。
ゾウさんは、基本的には「1歩」前に進むだけです。
*特殊ムーブあり。後述。
普通の「すごろく」ゲームならば「1回休み」のマスがありますが、このゲームには「永久休み」に相当する、とっても残酷なマスが3個あります。
特殊ムーブ1:
盤上にあるすべてのゾウさんが、全員一歩前に進みます。自分のも、対戦相手のも全部です。
特殊ムーブ2:
万一、コマがずっと連続して、すき間なく並んでいた時は、それがたとえ何個であっても「1歩」で全部いっきにゴボウ抜きして良い。この動作を「一歩」と考える。
ちなみにこの「特殊ムーブ2」は、smartgames社のパズルでは頻出(よく使われる)動作なんですよ。
例えばこんなパズルがこのムーブを使っています。
いかがでしたでしょうか?
この「特殊ムーブ2」を、ご自身のボドゲ作品に応用してみたくなりませんか?
ぜひ、今、皆様が制作中のボドゲにて、応用を考えてみていただきたいなと期待しております。
***
今回、Elefantenparadeを紹介することになったわけで、あらためて、このゲームを再調査しました。
BGGに掲載されていたドイツ語版ルールをしっかり&じっくり読み直してみたわけですが。
すると「コマの初期配置の例」という図はしっかり描かれているのに、初期配置のやり方(規則・ルール)は特に明文化されていないことが判明しました。
今更びっくりしました。
このゲームではコマの初期配置はすごく大事なんで、ちゃんと明文化しておいてほしかったです。
初期配置をいいかげんに設定すると、スタート時点で、いきなり不公平ってことが発生してしまいます。そういうのはいただけません。
というわけで、ルール考察について、まだ明日に続きます。