サザエさんの中にもビジネス(サービス)の種は見つけることができる

ビジネス(サービス)の種(きっかけ)というものは見方を変えてみると意外とそこかしこに転がっています。

僕は「サザエさん」の中にビジネス(サービス)の種を見つけました。


身近で起きている高齢者の孤独死寸前の状況

僕の親族の話をします。暗い話ですが少しだけお付き合いください。

まずは、父方の叔父について。

叔父は数学が得意で溶接工をしていて一時期は自分で工場を運営していました。

叔父は独身でマンションで一人暮らしをしていました。

年を取ってから足に怪我を患い、杖を使わなければ歩けなくなり自由に外出することができなくなりました。

以前はたまに僕の両親のもとを訪れて世間話をしていました。

外出することが少なくなって一人の時間が増えてから認知症を患いました。

僕の両親は現在二人とも80代を迎えた高齢者です。

父は定期的に叔父の家に訪れましたが、叔父の認知症は悪化する一方で父もサポートしきれず、同じ階に住む方にご迷惑をかけることがありました。

叔父は認知症の他にもがんに侵され病院で診察を受けた時には末期の状態で手の施しようがなく70代の年齢でこの世を去りました。

次に、母方の叔母について。

母方の叔母は旦那さんに先立たれてアパートで一人暮らしをしていました。

ある日、叔母から叔父のもとに電話がありました。

電話の内容は

「食べ物を届けてほしい」

ということでした。

連絡を受けて叔父と僕の母は食べ物を持って叔母のアパートに行くと、室内は足の踏みばもないほどゴミが溢れかえっていた中で横たわっていたそうです。

その後、叔父と僕の両親が協力して区役所の方に相談を行い、叔母は区役所の方から紹介された老人介護施設に入居しました。

先ほど書きましたが、僕の両親は当時70代後半、叔父も70代に近い年齢でした。

僕の親族について書きましたが、高齢者の孤独死につながるような状況は身近なところで起こっているのです。


ピザ屋の店員が顧客の命を救った話

これはアメリカのオレゴン州であった話です。

過去7年間にわたって近所のピザ屋からほぼ毎日のようにデリバリーを頼んでいた常連客の注文が11日間途絶えていることに店員が気づきました。

店員が常連客の家を訪れると、玄関から呼びかけても返事はないもののテレビはつけっぱなしの状態。

店員は不審に思い911に通報し、駆けつけた保安官により床に倒れていた常連客を発見し、病院へと緊急搬送されました。

発見があと少しでも遅ければ、常連客は命を落としていた可能性があったということです。


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