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人間がカバ(バカ)になる為に

夏なのでプールでひたすら泳いでいると、色々くだらない事を考える。
自分も巨漢の部類に入るので、この暑さの中地上での活動が困難になってくると、そう言えばカバは水の中で生活してるなと思いを馳せる。
アフリカの灼熱の中、あの巨体と短い足で動き回るのは困難と理解し、日中は水の中で浮力と涼しさを享受して、夜だけ陸に上がって必要最小限の活動をする。
人間もそれでいいんじゃないかと思う。
この殺人的な暑さの中、昼間っから会議やら商売やらにかけずり回り、暑いからとエアコンぶん回し、それでエネルギーがどうとか、熱中症がどうとか。。
みんな区民プールで、防水のiPadで仕事して、気が向いたら泳いで、夕方涼しくなったら行かなきゃいけない会議だけ出ればいいんじゃないか?
要するに、スローダウンすればいいんじゃないか?スペインにはシエスタがあるし、スイスはいまだに日曜日は殆どの小売店は休業だし、フランスも夏のバカンスは小売店でもちゃんととるし、イスラム圏ではラマダンは一ヶ月ぐらいスローダウンするし。
なんなら人類全員一ヶ月冬眠すれば、色々な社会問題全て解決できる気がする。

昔ジョークで、ある先進国のトップビジネスマンが休暇で南の島を訪れて、貧乏な島の漁師に会った。漁師はビジネスマンに「何であなたはそんなに一生懸命働くのですか?あなたにとっての幸せは何ですか?」と聞いたら、ビジネスマンは「日なが何もしないでボーっとして、たまに気が向いたら働いて、日光をいっぱい浴びて、家族と笑って過ごせる。そんな日々が究極の幸せだ」と言ったら、漁師が「そんな事なら俺は毎日やってる」と言った。というのがありますが、まさにカバみたいに生きるのが幸せなんじゃないかと。

区民プールは2時間400円。それでこんないいアイデア浮かぶならお得だな。イノベーションがぶつかり合う想像の場は大手町じゃなくて、区民プールじゃないか?