"デザイナー就活"は楽しくなくてもいい
このnoteは、デザイナー就活の"全ての面接"に落ちた私(@double_rei507)の体験談を書き綴ったものです。
お祈りメールで崇拝され続けている人、これから就活の準備を始めようと思っている人、手を動かすことを止めてしまった人など、誰かしらの心の拠り所になれば幸いです。(引用 : かいえだ)
簡単ではありますが、自己紹介をさせてください🙌
※前提 : この記事は失敗体験のみにフォーカスしています。
憧れと違和感
その発表を含めSNS上に溢れる記事や内容は、積極的な発信や共有をする学生で、すごくキラキラして見えました。私はそれらに逆らうように、SNSなどを全くせず、失敗体験ばかりを積み重ねていたので、このような人たちがデザイナーになっていくんだろうなと引け目を感じていました。
時が経って当時感じたこの違和感を、今なら少し言語化できることがあるのでは?と思いました。失敗体験のみを積み重ねてきた自分だからこそお話しできることがあれば嬉しいなと思い、この記事を書いています。
少々長文になりますが、5分程度お時間もらえたら嬉しいです🙇♂️
-私のこれまで-
-学部3年 / 12月
明らかに周りに遅れ、デザイナー就活をスタートました。
意識し始めたのは学部3年の12月ごろ。(UX ROCKETを通して)
当時、一般職にはないポートフォリオがデザイナーになるには必要であることは知っていましたが、学内で作った作品はあるけれどブラッシュアップも壁打ちもしていない状態でした。
-学部3・4年 / 1月 - 6月
年が明けポートフォリオver1.0が完成し、本格的に就活をスタートしました。この段階で感じたことは、「ポートフォリオ選考って案外通るな」という印象でした。ただ面接がどうしても上手くいかず、緊張も含めうまく会話ができていない実感がありました。
当時使っていたポートフォリオはこちらになります。
(※あくまで当時使っていたもので、中身は何も参考になりません… 笑)
めちゃくちゃ恥ずかしいですが、当時のアウトプットと気持ちのギャップ差が伝わればいいなと思い共有します!
-学部4年 / 7月 - 8月
先が見えない中、wantedlyで応募した企業に面談をしていただきました。
その面談中、「とりあえずインターン来ない?」と言われ、即答で「行きます!」と。初めての"デザイナーインターン"の参加が決まりました。
学部4年生の7月ということもあり、他社選考が進まず1ヶ月もインターンに
時間を費やすことに焦りと不安に駆られましたし、正直辛かったです。
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結論から話すと「この企業に行きたい!絶対入る!」とインターンを通して本気で思ったのですが、最終選考で落ちてしまいました。
本当に行きたいと思った企業だからこそ、私は”デザイナー就活燃焼”をしました。これ以上続けても、身に入らないし、どこかに行けるかもしれないけど、もっと力をつけて見返したいという思いの方が強かったです。ただ本当にインターンとして受け入れてくれた企業には感謝しかなく、本当にお世話になりました🙇♂️
今でも相談させていただく方などもいるので感謝してもしきれません。
そんなこんながあり、100%行く気がなかった大学院に行く決心をします。(本題とズレるので省略)落選電話があった日の夜に安藤先生とzoomでお話をし、自分の強い意志を受け入れてくれたことを心より感謝しています。
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私はこのインターンをnoteにまとめ、最後にこのようなことを書きました。
少し反響をいただけて嬉しかったのですが、これは"自身に対する挑戦の意味合いが強いnote"でした。デザイナー就活に全敗しボロボロになりましたが、むしろ強い意志で次に進むことを後押しさせてくれる経験でした。
(興味ある方はぜひ読んで頂けたら嬉しいです!)
-修士1年 / 4月 - 3月
大学院に入学し、やることも意識することも大きく変化しました。
学部時代の経験から、これまでの自分ではこんな意思決定しなかったな
というエピソードがあるので、1つ紹介します。
6月にUI/UXデザイナーの長期インターンが始まりました。
当時3社からデザイナーインターンのオファーを受けましたが、自分がその領域で働いている想像がつかない、周りからなんて言われるかわからないような領域を選びました。全く知らない世界に飛び込むことの怖さもありますが、あの挫折した経験があったからこそ、この意思決定ができたのではないかと思っています。
-いざ、2度目のデザイナー就活へ!!!
大学院に入り様々な経験をさせてもらい、
この2度目は自信がありましたし、就活も上手くいくと思っていました。
短期も長期インターンも含め、作る時間は楽しかったですが、就活は全く別物に感じました。ただ学部の時と大きく変わったことは、"等身大の自分で話すこと”ができたことです。いろいろな経験を積んできたからこそ自分の言葉で伝えたいことも無理せず伝えることができるようになったと思います。
ただ次の懸念点も出てきました。自身とマッチするような企業ってあるのだろうかという不安でした。それは面接を通して感じたことが多くありました。※フィルター多めで一部紹介します。
偉そうに聞こえてしまうかもしれませんが、私はこれでいいなと思っています。私は、内定が1社しかなくても心踊るような素敵な1社に巡り会えればそれ以上に越したことはないと思っています。
結果、トントンと就活は終わりましたが、このとき思ったことがあります。
”あーなんとなく、"デザイナー就活に関するnote”でも書こうかな”と。
-2年前の"違和感”との巡り合わせ
就活が終わり、ふと思いました。「ここまでのデザイナー就活のプロセスをまとめてみようかな〜」と。無意識にそんなことを思ってしまいました。
当時デザイナー就活は楽しくないと同様に思っていたことは、「SNS上では成功体験にフォーカスした記事しかないな。」ということです。
当時のそれらは自分にとって見ることのハードルがすごく高いものでした。むしろどんな失敗をしているのか、自分の現状に照らし合わせながら共感できる記事を見たいなと心の底から思っていました。
当時と対峙した時に、学部での経験がこの記事を書く原動力になりました。
"デザイナー就活"は楽しくなくてもいい
私が当時知りたかった"違和感”の正体は、多分そこまで間違っていなかったと思いました。やっぱ結果論要素は強いと思って、「内定・お祈り」みたいに明確に突きつけられる世界線だから、上手くいったら嬉しいし失敗したら悔しい。
ふと一瞬立ち止まり…
ゴールデンウィークが過ぎ、焦燥感に駆られる気持ちやネガティブになる気持ちにとても共感ができますが、まだまだ時間はあると今ならば思うことができます(当時の自分にもそのようにアドバイスします!)。
なので、詰まっているなら一旦立ち止まってみたらいいと思います。
-2年前(5-7月)の自分に一言!
焦らずに"色々見て・感じて・参加して・関わりを持つ"といいと思う!
まだ全然遅くないから、一旦立ち止まってみたらいいと思う
さいごに
私はデザイナー就活に対してポジティブなイメージを持っていてもいなくてもどちらでもいいと思います。それはその人が歩んできたプロセスが物語るもので、その経験や考え、出会った人との関係を大切にできればそれに越したものはないと思っています。
その大切さは、同じく22卒で就活全滅した経歴を持つデザイナーの@k_eda_rが丁寧にまとめてくれています!この記事とあわせて読んでいただくと、多角的な視点から解像度が上げられると思います。またこのような記事が増えることで救われる学生も多く需要しかないと思うので、ぜひぜひ…
最後になりますが、ここまでお時間を使い読んでいただきありがとうございます。特に学びになることは何も書いてありませんが、フッと気持ちが軽く、楽な気持ちになっていただける内容になっていたら幸いです。
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