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倫理法人会は『宗教』なのか?

『七つの原理』を読んで思ったこと

 

1,300円。私は『倫理法人会』並びに『くらしみち』の存在を喜んでいるのであり、創始丸山敏雄先生・この著者丸山敏秋先生を批判したいわけではないのだ。ただ、お仲間を増やしたい一人として教義の建て付けはいかがなものか?大至急改定すべきものではないのか。そう、不安を感じている。この本を熟読しで、それは確信に変わった。泡沫な新興宗教のように消してはならぬ。素晴らしいものを次世代に残すために。


『七つの原理』疑問点〜書き換える必要がありそうな場所(既出あり。記事内容が被っているところがあるのは編集上の理由がある。強く言いたいところでもあり重要なところでもある。)太字は御本の内容。


P10

 『丸山敏雄が発見したくらしみち』

丸山先生はいくつかの徳目を実験し、その中で蓋然性の高いものをまとめたものであって、その全ては丸山先生以前に市井に普通にあったもの。だから丸山先生が発見されたものではない。


P13

 『研究と実践の末に丸山敏雄が抽きだしたのは次の七つの原理でした、』

7つの原理を丸山先生がスクリーニングしたのではない。抽きだしたとは発見ではないものの抽出したという意味。それも違う。


このような見え透いた嘘は、丸山先生自身の功績を汚す行為だ。


全一統体の原理 

 全は一・一は全、ユニバース、ワンネス・・・でいいじゃないか?

・・・ただし、最近はマルチバース概念もある。


発顕還元の原理

 振り子の法則・質量保存の法則・因果応報・・のことだよね?


全個皆完の原理

 絶対積極(中村天風先生)・全て良し・『勇気とは神がくださるものを躊躇なく受け取ること』のことですか?


存在の原理

 空間のある場所は必ず何かが存在し、真空はない。

ところが最近では一つの場所に複数のものが存在すると言われ出した。


対立の原理

 二元論・陰陽説に発する、物事は対立。全一でもあるので、和解・溶け合う・混ざり合うこともできる。

 面白い考え方だが、大昔からあるもので。丸山先生が抽き出されたものではない。


易不易の原理

 変わらないものと変わるものがある。これを変えてはならないものと変えても良い・変えるべきものと読み替えておられる。変わらないものを変えることができないのに、変えてはならないと言われる。変えられないものを変えてはいけないとは如何に?

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