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スキーマ療法② グループスキーマ療法との出会い


出会い

私が「スキーマ療法」という言葉を知ったのは、2020年5月のことです。

※スキーマ療法とは何ぞや?と思われた方は、よろしければ下記の記事をお読みください。

私は発達障害の当事者であり、発達障害関連の自助会に何度か参加していました。

そこで知り合った方が、スキーマ療法を行うグループである、「ピアスキーマ療法LINEグループ」に所属していて、そのグループに誘っていただいたことをきっかけに、私は「グループスキーマ療法」というものを実践していくこととなりました。

ピアスキーマ療法LINEグループは、2018年2月22日に創設されたグループです。私は、2020年5月22日に加入し、現在も積極的に活動を続けています。


グループスキーマ療法とは

グループスキーマ療法とは、端的に言うと、スキーマ療法をメンバー間で相互に行うことです。

通常のスキーマ療法は、一般的なカウンセリングや心理療法と同じく、臨床心理士やカウンセラーが患者に対して行うものです。

それに対して、グループスキーマ療法では、お互いがお互いのクライアントであり、お互いがお互いのセラピストであることが求められます。

治療的再養育関係において、お互いがお互いの「よき親・姉・兄」の役割をしたり、「子供」の役割になったりするということです。

グループスキーマ療法の始め方

私が所属しているピアスキーマ療法LINEグループでは、下記のような段階を踏み、グループスキーマ療法を習得して治療に取り組んでいきます。

①論文や創設者のnoteや書籍を読んだり、先にグループにいた先輩メンバーたちに教えてもらったりすることで、スキーマ療法に使う用語や概念を学ぶ。ただし、あくまでお互いがお互いのクライアントでありセラピストであるため、先輩メンバーに負担をかけすぎてはいけない。自分で学べる部分は自分で学ぶ。

②実際にスキーマ療法をやってみる。一人でできるものは、まず一人でやってみる(やってみたものを先輩メンバーに見てもらって、助言を受けることができる)。人と一緒にするものであれば、まず初めはセラピストとしてではなく、クライアントとしてセラピーを受け、やり方を学ぶ。

※実際にどのようなことをしているかは、また別の記事に書く予定です。

③この時点で合わないと感じたらやめることができる

④グループで経験を積んでスキーマ療法を身に付けて、セラピストにもクライアントにもなれるようになる。他のメンバーに、ここまで到達したと判断されると、正規メンバーになる。

私は、④になるまでに2、3ヶ月を要しました。すぐに出来るようになるわけではないので、大変だと感じたこともありました。しかし、スキーマ療法を身に付けてから(まだ完璧ではありませんが)、生きづらさを軽減させる効果を実感したので、現在もがんばって継続しています。

ピアスキーマ療法LINEグループは、基本的には誰でも加入することが出来ます。

興味を持たれた方は、お問い合わせください。

※危険な状態であるにもかかわらず専門機関を受診していない、①の段階の人が何人もいると教えるのが大変なので新規メンバーを何人も抱えることはできない、等の理由で入会を保留させていただくことはあります。ご了承ください。



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