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油絵「ブルーベルと小鳥」ができるまで|芸術 絵画

二度目の小鳥さん画に挑戦しました。
可愛らしい小花が垂れ下がり、花弁と戯れる小鳥。
こういう、ちょっとメルヘンな雰囲気の優しい光景が好きです。
下書きから完成までの過程を写真に収めましたので、よかったらご覧ください!

油絵「ブルーベルと小鳥」

鮮やかな青色の小さなお花「ブルーベル」を銀製の器にたっぷりのせたフラワーアレンジと、お花と戯れる小鳥、そして鳥の巣と卵。なんだかとてもメルヘンな雰囲気ですね。

小鳥の名前はジョージ。絵画「木の実を啄む小鳥」でも登場しました。

今回の作品はインスタグラムで知り合ったフラワーアーティストさんの作品をモデルにしています。そのフラワーアーティストさんの作品をモチーフにした油彩画は現在3作品。こちらと「木の実を啄む小鳥」「Autumn Lily」です。

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小鳥のジョージ。美しくアレンジされたお花を突いたり啄んだりする姿がとても可愛らしいんです。今回も絵具をたっぷりつかって羽のふんわりした雰囲気を出しました。

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鳥の巣と卵。鳥の巣のモジャモジャ感が上手く描けた気がします。鳥の巣と卵を描くのがとても楽しかったので、また挑戦します。

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鮮やかな青色の小花ブルーベルも絵具がたっぷりのって、とってもでこぼこしています。絵具を重ねてヘラの先でグルグルするのがとても楽しいです。なのでグルグルした渦巻がたくさんあります。

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ブルーベルは百合の一種。たくさんの青い鈴が一斉に揺れたらどんな音がするのでしょう。

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銀製の器は、実際のものとは見た目が結構異なります。私の「銀」のイメージを強めにしました。銀の食器や、硝子瓶を描くのが大好きです。

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今回の作品のメインカラーは青ですが、青だけだと冷たくシンプルになるので、ライラックを全体に使い、柔らかくポップな印象が出るようにしています。

油絵具のデコボコがたまりません。ぜひ実際に手にとって触ってみて欲しいです!

「ブルーベルと小鳥」下書き〜完成まで

1、下書き。どうせ見えなくなるのでざざっと位置とバランスを確認する程度に。

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2 、背景や、モチーフの下になる部分に色をのせます。今回の背景は白地にオレンジとイエローオーカーを少し足し、横方向にヘラで波線を描いて立体感と質感を出します。

いつもはここでもう一度、簡単な線画を描くのですが、今回は省きました。

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3、台の古びた木材の雰囲気を出すにはたくさんの手順が必要です。茶色、白、黄色、オレンジ、緑、黒、水色など多くの色をのせては削ったり散らしたり。

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4、鳥の巣の部分を、ペインティングナイフを使って描きます。

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5、銀の器は大体できあがり。

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6 、小鳥の姿が現れました。

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筆を使って全体を描き、ヘラで影になる部分に黒をのせます。ここで先に影を描いておくことで次の手順で楽になります。

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 7、白と黄色で羽の流れを描きます。先ほどの黒が混ざり、色に変化がでます。

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8、さらに水色、黒を足して羽の質感を出します。ここでいったん乾かします。

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9、小鳥を乾かしている間に、花の部分に進みます。まずは葉っぱと茶色いお花から。

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10、どんどん描いていきます。

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11、全体をいったんある程度乾かして、ブルーベル、バイモのお花に色をのせます。まず全体に薄い瑠璃色をのせ、その上に小花が一つ一つ別に見えるように、青色の絵具をのせて花弁をぐるぐるさせていきます。全体にもう一つのメインカラーのライラックも入れます。

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12、濃い青や黒をのせて、小鳥さんの目とチークを入れて、卵を描いて完成!

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今回もなかなか大変で、全部で7日間かかりました!

夏目友人帳をみながら描きました。

お疲れ様でございます。

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