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ファスト教養講座

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手軽に教養を摂取できる「ファスト教養」、揶揄されるけど便利ならいいじゃない!ということで、ある話題について、いろんな情報を織り交ぜながら、知識と考え方を共有できたらいいなと思い始… もっと読む
記事はだんだん増えていくので、記事を個別に買うより安くなっていくはずです。 中身があります。 更新… もっと詳しく
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記事一覧

①インターステラー超解説 ネタバレなし

クリストファー・ノーラン監督作品のインターステラーは、もちろん普通に観るだけでも面白い。でも宇宙SFだから、物理のことをちょっと知っていると、もっと面白い。小難しい言葉と理論がたくさん出てくるので、解説ではまずはネタバレなしでそれを説明する。(ほとんど現代物理の概論になってしまう。) 第一部ではネタバレせず、インターステラーを宇宙SFとして楽しむのに必要な前知識を詰め込んでいる。 第二部は有料で、一度観た人向けに、インターステラーの様々なシーンで具体的にどのようなことが起きて

2001年宇宙の旅 感想・現代っ子向け解説

今更ながら1968年公開の映画、2001年宇宙の旅を観た。若輩ながら良かったところと悪かったところを上げたあとに好き勝手感想を述べて、「現代っ子向けの解説」というものをしてみようと思う。後年の様々な作品に大きな影響を与えているということの例を出してみる。 もう半世紀も前の作品だが、無料部分では重要なネタバレはしない。 良し・悪し公開当時に観た方はこの章を読んでいろいろ突っ込みたくなると思うが、どうか次の感想の章までは辛抱してほしい。 まずは良かったところから。 圧倒的な

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自由恋愛主義はもう"無理"

自由恋愛は新たな不自由を生んだだけだった昔は結婚相手を親に見繕われた。男女は結婚し子を産み育てるものであるという常識があったので、結婚を覚悟して、子を産んで、働いた。そこに疑問の入る余地はない。目の前の人間を愛して己のなすべきことをするだけだった。 この数十年でそれは庶民において完全に駆逐され、見合いもほとんどなくなったし、あったとしても初めに会った相手と結婚せねばならないという圧力はない。 社会生活の中で出会った人の中から自分の意に沿う相手を見つける。合わなければ(昔と比

バカを排斥する

バカ――莫迦はサンスクリット語mohaの音写で、mohaは仏教においた三毒、貪・瞋・癡の癡を表す。癡とは愚痴で、愚痴とは道理に昧い状態をいう。道理という言葉について追及してもここでは意味がないので、ここでバカという言葉の説明を終える。 どんな人もどこかではバカである 数年Twitterにいると定期的に死刑制度の廃止についての話題がトレンドに上がるのを見る。毎度同じような蒙昧な主張が拡散されいくらかの賛同をもらっているようだ。死刑制度の是非については少なくとも当事者の人権と

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「AIに意識はあるのか」に対する考え方

(※知らない言葉が出てくるかもしれませんが、この話の重要な部分は、誰でも知っているような言葉でしか書かれていません。知らない言葉にいちいちつまづいてないで、とりあえず読み切ってみてください。) 言葉の意味の共有意識 あれこれ書く前に、意味を共有しておきたい言葉がある。この言葉の意味をかれこれ十年考えていて(きっとみんなもそうだと思う)、すっきりする答えにまで少しも持っていけていない。つまりこの言葉に対する印象は、九才くらいからずっと変わっていないということになる。 その言

トロッコ問題はどのように考えればよいのか

文体が固くなってしまうけれど、肩の力を抜いて読んでください。 トロッコが線路の上を走っている。あなたが路線を切り替えなければその先にいる5人が轢かれ、切り替えれば1人が轢かれる。あなたは路線を切り替えるべきか否か。そしてその判断をあなたは道徳的にどう解釈するか。 路線を切り替えるあなたの法的責任は問わない。「法律は一旦忘れて、あなたは切り替えるべきだと思う?理由も教えてね」ということになる。「べき」について、何に重きを置くかも自由だ。 脱線させるなどの回答をしてはいけな

なぜ小児性愛は受け入れられないのか

今回の話には直接関わらないが、めちゃくちゃ面白い記事を見つけたので共有する。 まさか本気でこう思って書いているんじゃあるまいな、さすがにツッコミ待ちしてるんだよな、炎上商法を狙っているだけだよな、そう思いたいけれどこういう人ほんとにいるし…… 「おんなの話はありがたい」 お前の話は何もありがたくない。ところどころ文法がめちゃくちゃになっているのがアスペのさがとしてどうしようもなく気になるが、まあ論理だてて書かれておらずただひたすら「嫌い」と叫び続けているだけなので、文法がお

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面白いフィクションの作り方

「賢者タイムの書き散らし」第一回は、面白いストーリーの作り方。 無料部分で言ったら購入者が減りそうだが有料部分で言うと騙して買わせたような感じになってしまうのであえてここで言うと、面白いストーリーを作る直接的な方法を記しているわけではない。面白いストーリーを思いつくための準備や、つまらない作品にしてしまわないようにするための心構えなど。 これを書いている雷之電とやらの小説はさてどんなものかと、カクヨムまで読みにいくのはまだやめてほしい。面白い話は今書いているから。すでに公開さ

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