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最近コロナになった話

1日目

夜6時頃。
とてつもない寒気に襲われました。

あ、これは熱が上がるときのやつだ。。
どうしよう…。コロナかな。。

夜20時頃。
熱を測ると39度。
その日は解熱剤を飲んで眠りにつきました。

夜中。
眠っているのか、起きて目を閉じているだけなのかよく分からないままベッドに横になっていました。

2日目

翌朝。
熱を測ると38度。
ご飯は食べられる感じがしなくて、水をたくさん飲んで薬を飲みました。

あー、やっぱりコロナかインフルエンザかなあ。

お昼の時間になって、少しお腹が空いたところで少しだけ食べて薬を飲みました。
両親がご飯を部屋まで届けてくれたり、飲み物を買ってきてくれたりしました。

ああ、幸せだなあ。

母は最近少し耳が遠く、忘れることも増えてきて
父は最近少し頑固になって、白髪も増えてきて
私が成長するにつれて、両親は反対にどんどん年老いてしまうと哀しく思っていました。

でも、看病してくれる両親の様子を見てそれは少し違うと思いました。

母は心配からの疲れがとても辛そうでした。

父は私の為に仕事を休んでくれました。

弱っている子供を助ける、心強い親がいてくれて私は幸運な子供です。

3日目

午前11時頃。
かかりつけの病院へ向かい抗体検査を受けました。
結果は陽性。コロナでした。
薬局で4種類の薬をもらいました。

家へ帰り、自分の部屋へ。
部屋から出るときはマスクや消毒を忘れずに。

そこからが大変でした。

解熱剤を飲んだら楽になるから大丈夫だと聞いていたので、油断していました。
その時私は解熱剤を飲んでもあまり熱が下がらないようでした。

解熱剤を飲んで少し横になってしばらくてしてから熱を測ると40度。
熱さまシートもすぐにぬるくなりました。

冷房の設定温度は29度。
それより1度でも高いと暑く、低いと寒く感じました。

すると、母がアイスバッグに沢山の氷を入れて持ってきてくれました。
アイスも持ってきてくれて、クーリッシュはストロー付きのアイスのような感じで寝たまま食べることができました。

アイスバッグが個人的に一番解熱の効果があると感じました。
熱さまシートや保冷剤ではなく、「氷」なのが良いのかなと思いました。

そこからはどんどん良くなっていきました。

でも、そこで異変が起きました。

夜ご飯を食べていたとき。

あれ。美味しいのに…。
食べれないかも。

なんだかご飯が食べられません。
母が綺麗に切ってくれたりんごはなんとかサクサク食べました。

もしかして…!

香水を少し嗅いでみました。

匂いがしない…!?

他にも色々嗅いでみて、でもやはり何も感じませんでした。
最初は少し怖いと思いましたが、面白いと思うことにしました。

大学で色々な障害について学んできましたが、実際に障害を体験できるとは思っていませんでした。

4日目

次の日、熱を測ると38度。
それから少し経ってまた測ると37度。
順調に回復していきました。
ご飯も問題なく食べることができました。
熱が上がる感覚も、倦怠感もありません。

それでもやはり匂いはしませんでした。
香水の匂いの強さは覚えています。
少しにおいがする、遠くでにおいがするとかもなく全く何も感じません。

なんだか左耳もずっとイヤホンを付けている様な感覚で、音がこもっていました。

そうだ!今この状態で鼻を鍛えたら、治ったときに犬並みの嗅覚になっているかもしれない!
耳もすごい遠くまで聞こえるようになるかも!
あー、でもそしたら人混みとか行くとキツくなっちゃうかもしれないからやめとこうかなあ。

とかしょうもないことを考えられるくらいには回復することができたのでした。

おわりに

色々大幅に省略して書きましたが、大体の流れはこんな感じでした。

アイスバッグを使ったこと
布団をかぶりながらアイスを食べたこと

が解熱するのに凄く良いように感じました。

みずみずしく甘い果物が美味しい
塩気を強く感じて、食べ物がしょっぱいと感じることがある

ということを嗅覚障害については感じました。
嗅覚障害が起こると、味覚も変わるようです。
だから嫌いなものを食べる時は鼻をつまむ人がいるのでしょうか。

40度近い熱が長時間出たときはかなりキツく感じました。
風邪のときはとりあえず解熱剤を飲んで寝たら治っていたのに、
寝ても治らなかったので永遠続いたらどうしようかと思いました。

手術を受けたり抗がん剤を受けたりする人はそんな耐える時間が何日もあると思うと
凄いというか、なんというか……。

嗅覚が無くなるだけでこんなに違うんだなと気付かされました。
まだまだ、私は人生経験が浅いようです。

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