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学校に行かないことに対する家庭としての方針をまとめること

我が家の小3長男、学校に行かない生活がデフォルトになって、もうすぐ2年目になる。

進級にあたって改めて本人とも話をして、お休みを続けることになったため、新しい担任の先生と面談をした。


去年に引き続き面談用に資料を作成したのだけど、今年はこちらの依頼文のフォーマットを参考にさせてもらった。

今回こちらのフォーマットをつかうことでよかったことを備忘録としてまとめておきたい。

・依頼が明確になる

こちらとしても、なにをお願いできるのか、どこまでお願いしてもいいのかわからないことで遠慮もあり、先生への依頼もあいまいになりがちなので、「依頼文」として整理することで、とても話がしやすかった。

・検討すべき項目が網羅されている

2年生の間だけでも欠席連絡を毎日するのをやめたり、途中で給食をとめたりと状況変化があった。

それは先生との間で議事録的にまとめていたわけでもなく、担任の先生から担任の先生への引き続きもあまりない状況だったため、すでに依頼する項目がまとまっているのは便利だった。

・不登校に対する考え方の共有

フォーマットには参考として文科省の不登校に関する方針通知のリンクやアンケート結果などを載せてあった。

新しい担任の先生は不登校の対応になれていない様子だったので、資料の中に入っていたことら安心だった。

・事前に方針を決める

息子の登校しぶりがはじまって、大変だったことはたくさんあったしいまもゼロではないけど、とても難しかったのが夫婦で学校や登校に関する方針をすりあわせることだった。

このフォーマットをつかうことで、事前に夫婦で各項目ごとにお互いの考えを共有しながら先生への依頼内容を決めていった。

このプロセスが家庭としての方針をまとめる上でとても有益で、ゼロベースで話し合うのがたいへんだけどおかげでスムーズに話し合うことができた。

・先生ともスムーズに話せた

家庭としての方針と依頼が明確なことで面談がとてもスムーズだったし、書面として渡せたことでなにか変更したいのとが発生したときにも相談がしやすいなと感じた。

2年生のときは生育歴や学校にいけなくなったプロセスや見立てなども資料としてまとめたけれど、登校刺激を控えてもらいたい時期でもあるので今回はその資料はお渡しせず、依頼をした上で登校していた頃の様子など先生に聞かれたことに対して回答をするかたちにした。


というわけで、とてもお世話になりました。来年も不登校だったらたぶん来年も今年の資料を見直して利用します。


夫婦で話し合い、先生と面談してみて思うのは、家庭としての方針大事だなということ。

先生も不登校について知識や経験が多いとは限らないので、なかなかうまく相談にのれるわけではなく、親が迷った状態でいくと「どうやって登校させるか」みたいな話になりがちで。

今回明確に、本人の意思を優先することや無理せずに本人のペースでお友達や学校、社会との接点をつくっていきたいという方針を改めて夫婦で言語化して、先生にお伝えできたことはとてもよかったです。

そんな方針でも、学校に行かないことに対してときどき不安になってしまう瞬間はあるので、言語化して共有できたことでちょっと安心できた部分もあり、夫婦で方針を共有することの心強さを実感しています。



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