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小1息子に音読が上手くなった理由をインタビューしてみたら。

小1の息子は、毎日音読の宿題がでる。

わたしが小学生のときからかわらない「音読カード」に、読んだ回数や◎○△のチェックと保護者のサインをするやつ。

音読してたなー。いつも母に聞いてもらってて何回も読んだなー。

と、なつかしい気持ちになったのは最初だけで、息子は音読の宿題がきらいで読みたくなるように気持ちを盛り上げていくのに一苦労。

ひらがなは読めるけれど、文章を読むにはすこし時間かかかる。

せっかちな息子ははやくお話が知りたくて、そのすこしの時間がストレスなようだった。


それでも毎日の積み重ねというのはすごい。

音読は地味だけどきちんと力がつくようで、最近は1学期の頃と比べるとずいぶん上手に読めるようになってきた。


そこで息子に、上手に読むコツについてインタビューしてみた。


母:さいきん、すっごく読むのが上手になったと思うんだけど、上手に読むコツをママに教えてくれない?

息子:いいよー!まずね、息をいっぱい吸うこと。

母:息をいっぱい吸う。吸うとどうなるの?

息子:いっぱい吸うと、おっきな声が出せるんだよ。こんな感じ!(と大声で叫ぶ)

母:たしかに、大きな声だね。ほかにもコツある?

息子:深呼吸もだいじだよ。

母:ほぉ。深呼吸。

息子:深呼吸すると、気持ちが落ち着くから。ほら。(と、深呼吸)

母:それはいいね。

息子:あとはね〜、ふつうのはやさ。はやくても、ゆっくりもだめ!

母:ちょっとやってみてよ。

息子:こんな感じ!(と、それぞれのスピードを実演)

母:たしかにふつうが一番聞きやすかったね。ほかにはある?

息子:うーんとねー、どこを読んでるか分かるようにする。

母:どういうこと?

息子:読んでると迷子になっちゃうときがあるからわかるようにするってこと。

母:なるほどね!どうするとわかるの?

息子:えんぴつとかじょうぎをつかうといいんだよ。

母:たしかに。指をつかうのもいいかもね。ほかにはある?

息子:そんな感じ!ママもがんばってやってみて!


インタビューしてみたら、息子はすごくうれしそうで、上手に読むコツを一生懸命かんがえて教えてくれた。



人に教えるためには、自分が理解していることを整理しなければいけない。

今回のような場合だと無意識にやっている工夫についてそれを認知し、言語化する、というステップが必要になる。



なんとなくやっていることはなんとなくでしかできないけれど、言語化して意識することができると再現性がうまれる。転用も効く。


そしてなにより、人に教えるって楽しいのだろうなと、息子を見ていて感じた。


苦手意識があったことだからこそ、インタビューをとおして息子自身も自分の変化やステップアップを実感できたようだった。



ふだんの生活を振り返ってみると、「できたこと」よりも「できないこと」にフォーカスをあてて質問をしていることが多い。

なんでやってないの?とか、どうしてこぼしたの?とか。

質問というかおこってるに近いのだけど。(反省)



「できないこと」について、振り返ったり、できない理由をさぐったり、できる方法を考えることももちろん大切。

だけど、「できたこと」にもっと注目して、できたことを振り返ることも、もっともっとやっていけたらいいなと思った。


できたことを振り返ることで、誰かからほめられたということだけでなく、できたことを自分で認めることができる。

できた理由を言葉にすることができたら、それをもっと上手にできるようになったり、そのコツをほかのことに活かすことができるかもしれない。

できたことを振り返る習慣は、人生をちょっと楽しくしてくれそうな気がする。


定期的に息子にできたことインタビューをしてみたら楽しいかもしれないな。

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