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ちいさな「できる」を積み重ねよう。
算数は得意だけど、国語に苦手意識のある小2長男。
とくに漢字が好きじゃない。
漢字はいまも、なつかしき「漢字ドリル」があり、漢字ドリル用のノートに、ひたすら書くという学習方法なのだ。
なんでこんなに何回も書かなきゃいけないのかわからない。めんどくさい。書きたくない。と言う。
漢字自体がきらいなのではなく、漢字を学習するプロセスがいやで漢字の宿題自体をものすごくエネルギーをつかってやっている。
そして、国語きらい!漢字もきらい!になってしまった。
かなしい。
そして、きらいだとなかなか学習もはかどらない。
1年生を終えて、漢字の読み書きは不安定な状態だった。
春休みにやるかと「うんこドリル」を導入してみたものの、算数ばかりが進んでいく。
そこで、タブレットで漢字のゲームアプリをすることに。
このアプリがほんとによくできていて、海賊と戦うという小学生男子の心をくすぐる設定。
正解すると海賊に攻撃できて、不正解だと海賊がはなつ爆弾があたってダメージをくらう。
わかりやすいし、正解するモチベーションがうまれる。最高。
正解すると、映像と音で正解!!とめでたげな画面になって問いてすぐに「できた」がわかる。
ザコ、中ボス、大ボスみたいに、同じ漢字郡を少ない不正解で倒さねばならないという学習階段が設計されている。
勝つとカードやメダルがもらえて、すごろく式に進んでいく。
視覚的にも、「できた」が積み重なっていくのがみえる。
間違えた問題はなんどもでてきてちゃんと定着させてくれるあたりも、行き届いている。ありがたし。
そんな風に数日かけて、漢字バトルで海賊と戦っていた息子は、クリアするたびに「かったー!」と報告にきてくれた。
今日、「1年生でできるようになったこと」について文章を書く課題に取り組んでいたら、涙をうかべながら「できるようになったことなんてない…」と息子は言う。
あれもできるようになったし、これもできるようになったじゃん!あとあれは?
息子ががんばっていて自信をもっていそうなことを並べてみるも、「それはぐうぜんだよ」なんていう。
できてないっていうだろうなと思いながら、最近漢字がんばってたしと「漢字は?」と聞いたら、ふとすこし考えて小さな声で「そうする」と返事があった。
「ぼくはかんじを書いたり読んだりできるようになりました。がんばりました」
そう書いた息子は得意げだった。
「それはぐうぜんだよ」という言葉。
わたしは偶然じゃないと思う。
だけど得意なことをできるというのと、苦手なことをがんばってできるようになる、というのはちがうんだな。
息子はそう思ってたんだと、わかった。
なんかかっこいいな、と思った。
いろんな学び方がある。
むずかしくてわからないことに取り組むとき、小さな「できる」を積み重ねて、それが自信になって、むずかしいことや苦手なことにチャレンジできるようになるのだと息子を見て思う。
学びのプロセスにおいて、どう「できる」をつくるのか。
フィードバックのタイミング、方法、回数、いろんな工夫ができそうだ。
これからも息子の「できる」を応援したいし、大人のわたしも息子のように小さな「できる」を積み重ねて、いろんなチャレンジができたらいいなぁ。
ちなみに息子がやってたのは、国語海賊というアプリです。算数忍者もおすすめ。
https://fantamstick.com/psg/kokugosub
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