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大阪を想う-476

二度目の大阪都構想が否決に終わりましたね。

日曜日はずっとお家にいたのですが、なんばの高島屋前で最後の演説をしているのを配信で見届けて

20時の開票が始まってからも、開票が終わるまで都構想の行方を見守った一日でした。

と言っても私は、大阪在住歴は5年ほどになりますが大阪市民ではなく、生まれも育ちも京都の人間で

10年以上前の大阪の現状も、1度目の都構想の関心も薄かった世代でありますが、

大阪に住み始めて、年々愛着がわいていくなかで、知り合っていく生粋の大阪人の人たちは口をそろえて、

「本当に大阪はこの10年で良くなった。」という声も聞くうちに、橋本元市長にも関心が沸いて、いろいろな過去の出来事を調べながら追いかけているうちに、すっかり都構想実現を夢見る一人になっていました。

ダブル選挙で維新が圧勝したとき、橋下さんが土台を作り、松井市長・吉村知事が石橋を叩きに叩きまくってコツコツと準備してきた都構想が実現するかもしれない!とすごく興奮したのを今でも思い出します。


今回の都構想で、とにかく心に残ったことは、

本気で、大阪や世の中を変えたいというエネルギーを目の当たりにできたこと。

二重行政の恒久的な解消や住民サービスの充実、大阪の成長を目指すことなど、

実際に決断を下すときに、メリットデメリットを考えるには地に足の着ききらない話ではあったように思う。

けれど ほんとうにそれが良いのか?というのは話していてもキリのないことで、

良い方向へ大阪を変えるためにチャレンジするのか・現状維持のままこれまでの生活を続けるのか というところがざっくりとしているけど大事なポイントだったように思う。

個人的には、この都構想が可決すれば、大阪だけでなく日本中の地方都市や国政にまで大きな影響を与えるのではないかと

漠然としているけども、何とも言えない ワクワク感 がものすごくあった。

明らかに日本全体が世界からみて衰退していくなかで、大阪が大きく旗を振って改革を進めていくエネルギーが、都構想という形で実現したとき、日本中にもきっとそのパワーが広がっていくだろうと思うと純粋に楽しみで、この先の未来が分からないからこその面白みを秘めていた。

私は生粋の大阪人ではないし、前に進む可能性のある変化を喜んで受けるような性格でもあるから、実際の大阪市で暮らす住民の不安は汲み取れ切れないところもあるので、どうしても賛成の肩を持っちゃうのだけれど、

ただただ、変わっていこう!と力強くすすむ大阪を見たかった。それが日本全域に広がっていくような景色があるならば見たかった。それだけでした。


でも今回の都構想で、日本の二重行政の現実、大阪の過去や維新が変えた大阪のこと、政治が持つ生活を変える力(これは当たり前のことだけど、政治が生活を変えることを今回のことで強く実感できました)を知ることができたのはとても大きかった。

やっぱり町や国を作っていくのは私たちなんだな、政治に関心を持って、隣の人たちと議論を交わしていくことは、人間社会のなかで生きていく上ですごく大切で当たり前に成されるべきことなんだと本当に強く思った。

日本では政治を語ると煙たがられる傾向にあるけれど、誰しもが平等に自分の思う政治観や未来の事を語る権利があるし、そうするべきなんだということを教えてもらうことができました。

とにもかくにも 大阪都構想、お疲れ様でした。

これまで当たり前に住民サービスを享受してきて、自分にとって政治は一番といっていいほど遠いものだと思っていたことを、大阪都構想に覆してもらいました。

実現しなくても、賛成派・反対派共に与えた影響は大きいと思います。

個人的な心境の変化としては「やりたいことはやろう!」と思った事。笑

ずっとそう思って生きてきたはずだけれど、新しい事を始める時に起きる不安に寄り添って何かにつけて言い訳をしてやらなかったことがいくつもあった。

大阪市長・知事にあれだけ強い意志と自分たちのヴィジョンを実現させようと動く熱意を見せられたら、自分も頑張るっきゃねえ!とか思ったわけです。(単細胞)

だから、後悔の無いように生きようと改めて思った。

今心にあるやりたいことを必ず実現させる。


言い切ることが既に怖いけど、させる!


...


もっと上手にいろいろと吐露したかったけど、今出せる気持ちの限界がこれでした。

発信すること、発言することももっと練習しなきゃ伝わらないですね。まだまだ頑張ります。

大阪の改革に、夢と興奮をもらった独身女(20代後半)のつぶやきでした。


都構想を終えた、吉村知事の会見



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