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籠・諸国漫遊記22-23(17)(2022/12/4)

 さて、ニシヘヒガシヘ色々と遊ばせていただいている中、2月は初めての籠球での九州北部遠征、ライジングゼファーフクオカさんのホームアリーナ(照葉積水アリーナ)と佐賀バルーナーズさんのホームアリーナ(SAGAプラザ)におじゃましてという形だったんですけども、現地で自分の目で見て感じたものはやっぱり強いなと改めて思った昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 福岡も楽しかったですけども、今回の印象は佐賀が強め。2019年にさがみどりの森球場で行われたウェスタンリーグ公式戦を見るために訪れた佐賀でB3新規参入なんてポスターを見かけてから3年、また訪れるだろうなぁって思いをきっちり回収できたのは幸せでした。

 ぜったい、また行こうね、佐賀。

 いつかはと思って今回も食べるタイミングがなかったムツゴロウとワラスボを狙って。

■試合情報

 第10節 GAME2
 越谷アルファーズ 83-67 ライジングゼファーフクオカ
 越谷市立総合体育館
※詳細スコア

■移動手段

 越谷市立総合体育館へは公共交通機関を使ってというのがベターになってきている昨今。

 相模原起点で考えて上で行くには近すぎる、下で行くには微妙に混むという絶妙なところなので、だったら電車とバスで行ってしまえというのがパターンになっています。

 ルートは数百円のために横浜から東横線、渋谷から半蔵門線直通で新越谷というのを選択。疲れているときや早く帰りたいとき・寝坊したときは武蔵野線という選択と、何本か行路があるのは大都市圏らしさかなともいます。

■man of the match(越谷アルファーズ)

 越谷アルファーズのmonは松山駿選手を。

 20-21シーズンのFE名古屋所属時代や昨シーズンの越谷ホームFE名古屋ホームの2回ピックアップした松山選手ですけども、撮ってて楽しいというか、波長が合うじゃないですけども、こういう風に残したいって絵がそのまま残る感じなので追っていく流れが多めで。

 諸々の起点となるポイントガードを撮るのが楽しいってところから始まって、どう絵がカチッとハマるかどうかというところで、ファインダーを向ける量が変わってくるかなという塩梅の中で、松山選手はほんとにカチッと自分の中にハマるというか、こう残したいっていう絵がそのままに切り取れるのが楽しいんです。

 ただまぁ、そういうのも座っている位置がいい塩梅でと言うのもあるのかなと言う思いはありまして。色々なシチュエーションで撮って遊ばせていただいていると、どんな絵を残したいかにもよりますが、写真は位置だなぁと感じることが多いですけど、この日は松山選手の動きと位置がしっくり来ていたというのもあるかなと。

 ぱっと見の柔らかい空気感とプレーのエグさのギャップもたのしい松山選手はしっかりと残していきたいなと思いました。

■man of the match(ライジングゼファーフクオカ)

 ライジングゼファーフクオカのmonは大塚勇人選手を。

 この見て撮って行って食べてをゆるゆると紹介している観戦記も3シーズン目を迎えておりますが、なんとなく好きな選手の傾向とか残す選手の傾向が自分の中でも見えてきているような気がしますが、大塚選手は20-21シーズンにバンビシャス奈良所属時代の姿をmonとしてピックアップしていました。

 ポイントガードからという基本線に加えて、バスケ方面だと中堅からベテランに入ってくる年代らしさといいましょうか、いぶし銀が光る動きにぐっと来ながら撮っていたんですけども、勝手に「職人」的なイメージを大塚選手には持っていて、その印象をどう絵に乗せるかってのを考えながらで。

 実際には結構ぶりに大塚選手を撮っていたんですが、黙々とというか、淡々とというか、激しさよりもうまさを感じさせられるシーンがきっちりと押さえられたかなと。

 このあたりイメージした通りに残るのは気持ちが良いですし、それだけシャッター切っているという塩梅ではあるんですけども、それが出来る環境を整えたのは(データチェックはエグい量になりますけど)脳の幸せに繋がるよねと残せた写真を見て思いました。

■Cheer of the Match

 この日のcomはHinataちゃん。

 基本的にどんなシチュエーションでも「あなたが推しです!!! あなたの姿を残したいたいです!!!」という勢いはあまりなく、全体像を撮りつつ撮れる範囲で厚めに残せるメンバーを無理なく押さえていってというスタイルでやっているんですが、この日の応援練習で近くにいらして、その後のアクトのフォーメーションも近いところにいたHinataちゃんをという流れがこの日でした。

 開幕して2ヶ月ぐらい経ったこのころって、皆さんがじんわり現場にも慣れてきてというあたりかしらと思うんですけども、ものすごく堂々と見せてらっしゃる姿が印象に残りました。

 あとはもうHinataちゃんに限らずですけども、カメラサーチとファンサが厚いのはありがたいやら恐縮するやらで。

 オンカメだとこちらが照れてしまうのと、1on1な絵になるシチュエーションよりも会場を見ているような、客観的な絵が好きというのが自分の中にあるんですけども、Alphavenusさんたちはカメラに気づくとビシッと決めてくださるので、なんかこうだったらもうしっかり残していきたいじゃない、伝えていきたいじゃないにうまく繋がっているような気がします。

■Character of the Match

 アルファマンの運用と言うか登場はそれこそ「もっと見える所に出してほしい」で変わりはないんですけども、この日気づいたのは応援練習とかその他の時間帯とかにニ階席周辺を闊歩しているということでしょうか。

 昨シーズンまではReoCityのみなさん(チアさんとは別のダンサーグループの皆さん。撮るの楽しかったんですよ)がフォローしていた二階席をフォローしていた二階席を厚めに回って、盛り上げているんだなぁというのに気づいたのが今回。

 ただ、このあたりは贅沢といえば贅沢なんですけども、あの身軽さですし、上も下も登場するセクションとしてしっかり設定したら、もっと認知されるでしょうし、トリッキーさが刺さる人が出てくると思うんですけどどうでしょうね。

■フックに引っかかった演出曲

 アクト使用曲は前回の観戦と替わっておらず、フックに引っかかったのはハーフタイム明け直前のアップ時に流れていた楽曲でした。

一緒に・・・/MAX

 更新の時期はズレっズレですけども、この日の試合はクリスマスの12月。季節ものを演出にしっかりと絡めていけるバスケなので、アリーナ使用曲もそっち方面にという。

 一緒に・・・はハーフタイムのアクトが終わり、後半に向けてのアップが行われているあたりで流れていた場内使用曲もだったんですが、お客さんの層的に刺さる人は多そうだなぁと。

 アクトの曲だけではなく、場内に流れている楽曲も結構気にして聞いているので、刺さる選曲のアリーナはなんというかテンションが上がります。

■締めとして

 今シーズン、B2戦線の上の方を走っている越谷アルファーズさんですけどもこの日の印象もただただ強いなというもの。

 アップ時のエンジョイしている雰囲気なんかを見ていると、昨シーズンと大きな変化はなく、楽しいと厳しいをしっかりと両立しているんだろうなぁというのが感じられるんですけども、今シーズンは安齋アドバイザーの加入でそこに強さも入ってきてるのかと、なんとなく感じるところがあったり。

 競技経験やルールがざっくりというのもあって、そのあたりを言語化できないのはもっともっと勉強していきたいなというのはあるんですが、正直撮ってるだけで精一杯。

 じゃあファインダー越しに感じる所はどんなところよという塩梅なんですけど、入れ代わり立ち代わりコートインしてくる選手の強さ、どの時間帯でも強度が変わらず攻めている姿でしょうか。

 このあたり、チーム編成がうまく行っているんだろうなぁってのと、桜木JRSVCに加え、今シーズンから加入の安齋アドバイザーの存在は大きいんだろうなぁという印象。

 チームの勢いに安齋アドバイザーの経験や考え方なんかが入って来ている状態なんですけども、本当にいい流れになっていると思いますし、23-24シーズンに向けてのポストシーズンなんかもしっかりと視野に入ってきているだろうなぁと、試合を見ながらその先を想像していました。

 一方のライジングゼファーフクオカさんはこの日時点で2月の遠征(で使う飛行機)を決めていましたから、その日に向けて動きの記憶やらグッとくる選手やらを記憶する方向で。

 野良で根無し草、「行きたいところに行く」人なので、勝敗はさておき気になるプレイヤーを記憶して記録していくというのが好きなんですけども、22-23シーズンのライジングゼファーフクオカさんは比較的中堅からベテランの域に達しているメンバーが多いのかなと。

 monとしてピックアップした大塚選手なんかも「らしい」といいましょうか、フィジカルだけじゃなくてメンタルも重要なんだなぁと思わせてくれるような、そんなプレーが随所に見られていましたし、他の選手も上手いねぇとそこまで詳しい人ではなけど伝わる渋さを感じていました。

 NPBの選手なんかだと結構ジャンルとして確立しているような気がしないでもない「イケおじ」な選手が多いなと今シーズン最初に見たライジングゼファーフクオカさん印象としては強かったかなと。

 実年齢で言えば皆さん私よりも年下になってくるはくるんですけど、スポーツ選手の皆さんはこう……味わいのある年輪が一般の人よりもしっかりと刻まれているというのもあって、皆さん年上のような印象を受けたりもするんですが、その全身から溢れ出る渋さ、かっこよさなんかをどう残すかなというのを考えながらやっていました。

 mon以外だと富山グラウジーズから地元福岡に戻った阿部友和選手を久々に取れたのは嬉しく。存在が輝いているというか、一つ一つの動きがものすごく華やかなんですよね。

 撮ってて楽しいアリーナと聞く照葉積水アリーナ(たしかに楽しかった話は後日しっかりやっていきます)でもしっかり写真に残せたらなぁと思いながらキャッキャと撮っていました。


 演出面はいい意味でもアレな意味でも普遍という印象。

 オープニングやハーフタイムのアクト、タイムアウト時の盛り上げと楽曲や展開を変えず、シーズンを通じて精度を高めていくスタイルというのは、色々なアリーナで見ていくと結構多い流れではあるんですけど、越谷さんもどちらかというとその流れ。

 この流れで撮る側の利点としては、見た試合での気づきやこう撮りたいああ撮りたいというブラッシュアップをGAME1GAME2という連続した試合ではなく、別の試合でということが出来るという事が挙げられるでしょうか。

 この日の試合は約一ヶ月ぶりだったんですけども、その時に次回はこうやりたいああやりたいというのを下敷きに残すことが出来ていたので、その点では「いつ来ても大きくブレない演出」というのはありがたいという部分はあるなと。

 ただこれもある意味で諸刃の剣といいましょうか、ありがたい部分は間違いなくあるんですけど、流しで色々なアリーナで遊ばせていただいていて思うのは上の話と思いっきり相反しますが、「足繁く通う皆さんは同じ演出、同じ魅せ方と言うのはどう感じるんだろう」と言うもの。

 常に初陣、色々と新鮮な気持ちで見て回りたいという人なので、腰が落ち着かないという人なので、どこに行ってもエンジョイできる、こんなことやってるんだあんなことやってるんだという発見があるんですけども、ブレの無さがありがたいと思うのとともに、違うパターンも見たいよねと思ってしまうんですよね。

 全部が全部毎回違うものでっていうことじゃなく、規定のオープニングにハーフタイム、タイムアウトで登場する数にプラスアルファの魅せ方を持っておいて、そこの組み合わせでちょっとだけでもパターンを変えていったら魅せ方の幅をもたせつつ、定番の動きも魅せられるんじゃなかろうかなぁって素人考えで思うところがあったり。

 越谷さんだけがという話じゃなく、演者さんたちのすごいがしっかりとお客さんに伝わるようなといいましょうか、毎回同じじゃないんだよ、演出も目が離せないんだよという方向であったらなと思うんですよね。

 みんなすごいみんな楽しいをそっち側から光を当てて観戦している人は間違いなく把握できてるんですけど、そこまで気にしていない皆さんにフックとなるような動きがあったらいいのにね、なんて思いました。

 あと、アルファマンさんの感想に関しては毎回通り。

 もっと野放しに!

 もっと自由に!

 もっとやりたい放題に!

 絶対、展開次第では面白くなるように思うんですけど、なっかなか場が限られているというか、原石埋もれさせたままなのはもったいないよなという感想。

 二階席を中心に応援の盛り上げやレクチャーなんかを担っているのに今回気づきましたけども、それでもやっぱりあの他にないキャラを活かさないのはもったいないです。

 もっともっとアルファマンのいい意味での訳のわからなさが全面に出てきたらいいのに、なんて思ったこの日でした。

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 Next Game
 第11節 GAME1
 金沢武士団 vs 東京八王子ビートレインズ
 金沢市総合体育館

 次回からは12月真ん中の観戦遠征、全国旅行支援を全面的に受けての金沢遠足の様子を振り返っていきます。2シーズン連続となる金沢武士団ホームゲーム訪問、今回は金沢市総合体育館での試合で、平日と土曜日という並びで残したいと食べたいをしっかりと拾っていった色々を見ていただきたいと思います。


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