見出し画像

流し目で起爆スイッチむっちむち

シリーズ・現代川柳と短文 120
(写真でラジオポトフ川柳208)

 カチカチと音が聞こえる。時限爆弾だが、どこにあるかわからない。音は自分の焦りとともにどんどん大きくなっていく。カチカチ。カチカチ。むかし自分が修理したアンティークの柱時計の音によく似ていたが、あの柱時計は伯父の屋敷とともに炎に包まれたはずだ。音は鳴りやまない。

▼これまでの「現代川柳と短文」は以下から!


この記事が参加している募集

#朝のルーティーン

16,099件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?