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レクサスの窓で心臓手術中

シリーズ・現代川柳と短文 129
(写真でラジオポトフ川柳217)

 日本製の高級車に乗ってわたしたちは会場を去った。しばらく走っていると、会場でなにが行われていたか、思い出せなくなった。そういえばお互いが相手にとってどんな存在だったのかもよくわからない。友人か、恋人か、親子か、ライバルか。燃費が悪い車種だから、そろそろ給油をしなければ。

▼これまでの「現代川柳と短文」は以下から!


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