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小さなことが大きな違いを生む(アナザーラウンド)

「アナザーラウンド」を観たのでレビューします。

【作品情報】
監督:トマス・ヴィンターベア
出演:マッツ・ミケルセン
劇中歌:What A Life

【おすすめ度】
★★★★★★★★☆☆(8 / 10)

【あらすじ】
中年の危機に陥っている高校教師マーティンとその同僚達が、ノルウェー人哲学者フィン・スコルドゥールの「血中アルコール濃度は0.05%が理想」という理論をもとに、適度な飲酒で停滞した日常を打開しようと試みる。各々の日常が好転し始める中で、血中アルコール濃度をさらに上げることで、さらに大きな好転が望めるでは?と考え、彼らは過度の飲酒を行っていき・・・

【感想】
 アナザーラウンドは「もう一杯」という意味らしいです。適度で適量の飲酒なら問題ないはずが、気づいたら過度に大量の飲酒を、それも常習的に行ってしまっている・・・飲酒沼にハマったことがあれば内容について共感できるものとなってますが、徐々に平穏な日常が破綻していく様は、リアルな怖さがありました。救いのあるラストでよかった・・・
 アルコールが遠因でうつ病になったことがあるので依存性や恐ろしさは理解していますが、合法的な代物であるため、違法薬物よりたちが悪いと思います。ストロングゼロとか、ヤバすぎませんか?

【シーン抜粋】
最終盤マーティンが同僚と談笑するなかで、よくも悪くもそういうことなのだと悟り、口にした思われるセリフ。

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