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【グループ分け】 #630

あの太った人でしょ

あのメガネの人でしょ
って

それこそ
昭和の時代には
普通に使われてたよね

その人が
傷付いてるとか
お構いなしに

多分
昭和時代は
まだ
精神的タフさ

当然とされていた
その様な気がする

傷付いた上に
耐えて当然だ
そんな事くらいで
クヨクヨするな

なんだったら
それが
君の個性ではないか
と言わんばかり

その頃
太った人や
メガネの人
として
生き抜いてきた人は

平成の
この時代において
表面的には
言われなくなった人たちに対して
軟弱野郎と
思っているのか?

いや
いちいち
そんな事は
思わないだろう

恐らく
筆者の
イメージでは

昔の苦労を
賛美し
若い世代を
ややバカにし
マウントを
取ろうとするのは
じいさんに多い
気がする


何処からか
声が
聞こえてきたよ


「じいさん
というくくりで
決めつけるのは
太った人や
メガネの人と
同じでっせ〜」


なるほど
おっしゃる通りだ

イメージを
グループ分けして
そのグループと
自分たちが
違い
しかも
自分たちの方が
まるで
正解者であるがの如く
これを
発するのは
むしろ
不正解者だ

「なぁ
声の人
じゃあ
グループ分けは
どういう時が
正解なの?」


「少なくとも
太った人や
メガネの人は
不正解でんなぁ

若者や
年配者や
男性
女性
と言った
グループ分けは
区別としての
呼称で使用される分には
正解でんな

差別に
使用した時点で
不正解でっせ」


「なるほど
使用者の
感情による
意識の
違いで
区別
から
差別

変わるのですね」


「そういうこっちゃ
せやから
個人的には
あんまり
グループ分けで
表現するのは
オススメ
できまへんな」


「大変
勉強に
なりましたよ

ところで
アナタは
誰なんですか?」


「ワシか
ワシはなぁ

そやなぁ
人間からしたら

まぁまぁ
崇める
グループに
属する者や」


「そこで
グループ出すんかえぇ」


「ほな
さいなら」





ほな!

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