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すごく気が楽になった。「全部が金じゃなくたっていい」

この本は、斎藤一人さんが「仕事のおもしろさ」を軸に、うまくいく方法・法則について語っている本です。
これを読んでいて私の心にブチ刺さった一節があったので紹介します。話の本筋とは若干ズレていますが、ご容赦ください。

読んでもらうのが手っ取り早いと思うので、とりあえず引用しますね。

 砂金を取るのは、こうやって、金はちょっぴりしかない。その金をためて、またすくう。失敗の連続だね。
 その中からちょこっとした金塊が出てくる。それをくちゅくちゅやっていくと、金の塊になる。

 それを「全部金じゃない」と文句を言うやつがいるけど、そんなのあたりまえなんだよね。

 こんな厚い本を読んだって、ひとこと、いいことが書いてあればいい。
 
それを、「私は本を読んで、こことここは納得したんですけど、ここは納得できない」って。ガバッとすくったのが全部金じゃないって文句言うやつがどこにいるんだよ(笑)。
 一行、たった一個の言葉を探すために、何冊も本を読むんだよ。そこがおもしろいんだよね。

『仕事はおもしろい』pp38-39

どうですか。そんなの分かってる! という人もいるかもしれませんね。(笑)
私もぼんやりとは分かっていましたが、こうやって明確に言語化して突き付けられたのは初めてだったので、改めて意識しました。

本を読んでいて、「良いことが書いてあるんだけど、ここは納得できないな~」なんてこと、よくあると思います。そういう時は、その箇所は自分にとって「金」ではないということ。
その本の中にある「たった一個の言葉」「ちょこっとした金塊」を見付けるために、厚い本の全体を読むのです。だから、ただの泥とも言える「金じゃない部分」をすくっている時間は、決して無駄ではないのです。
そう思うと、本を読んだり勉強するのも、何だか楽になる気がしませんか?

ここまで読んでくれたあなたが、私の記事から一粒でも金塊を見付けてくれることを願っています。

この本自体は仕事術の本なので、少し論点はズレてしまいましたが、気になった方は是非読んでみてください。

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以上、ラケットでした!

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