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●老人の爪(月) 三日月よりもほそい月なのだが、その上下で色あいが異なり、上のほうは白…
●烈風鳥(鳥) 南の大洋のはるか果てにある島に住んでいるとされる、巨大な鳥。 その羽…
●瑠璃の針(花) 野菊の一種らしく、無数の細長い花びらが集まり1つの花となっている。菊…
●緑嵐(風) 別名、森のクシャミとも呼ばれる自然現象。 春から初夏にかけて、ふと気が…
●雷雲鴨(鳥) 郊外というよりは、むしろ辺鄙な農村などで時折飼われているところを見かけ…
●変若水の杯(花) 満月の晩に芽を出し、そのまま一晩で育ち花を咲かせるといわれる花。一…
●ワゴンホイール(月) 春の終わり、空気が乾き始める頃。夜明けまぎわの空に浮かぶ、地面に触れるか触れないかという高さでひときわ輝く満月の事を「馬車の車輪」と呼ぶ。 春に収穫された麦の乾燥や粉引きが終わり、農村から都市部への出荷が始まる頃合であり、この月を見てから出荷を始めることで、これを無事に荷物を運ぶための願掛けのようにしている者も多いという。 ※この「 #元想細片 」は、架空の品物を扱った百科事典風の読み物です。 詳しい説明はこちらのページをご覧ください。 次
●予言オウム(鳥) 見た目としては一般的なオウムと同じ、緑や黄色の羽が美しい中型の鳥で…
●ユズノハ(花) 大陸北部、寒い地方で見られる、背の低い木。その名の通りに柚子のような…
●山羊の怒り(風) 昔のこと。村の入り口のそばで山羊の親子を見かけた少年が、その山羊を…
●モミの王(鳥) やや大柄なワシの一種。その名の通り、モミの木が生える森林地帯でないと…
●メジリスミ(花) 平地や山村だけでなく、多くの街の郊外でも見られる事ができる野草花の…
●麦の月(月) 秋頃に麦の種まきをする際、冬を越えてそだつ麦が無事に育つよう、一種の厄…
●道なりツバメ(鳥) ツバメというのは町場でもよく見られる野鳥の一種なのだが、このやや大柄なツバメは街なかよりもむしろ街道沿いなどで生息している種であり、郊外の街道を行きかう人々には、地面すれすれを道沿いに飛んでゆく姿を見せている。 どうやら体が大きいぶん虫などを沢山食べる必要があり、草原や森から開けた道に飛び出した虫を捕まえていることが多いため、結果として街道沿いを飛び回っていることが多いようだ。 道に沿って迷わずに飛んでゆくこのツバメを、旅人たちは道案内の鳥だと信