新入社員が就職してからやるべき基本業務9つ


こんにちは。 早いもので「株式会社うさぎの骨」へ入社して、一カ月が経とうとしています。 また新たな気持ちで、日々の業務に取り組んでいる訳ですが、こんな質問をよく聞かれます。 (特に、進路に迷っている学生や、この業界を目指している人から)  

 

 

「整骨院の仕事って、マッサージばかりするの?」  

 

 

・・・・・。     

全然そんな事ありません!! 

 

 

 

施術に関しては、電気による治療や包帯・テーピング、また患者さんへの指導管理なんかもあり、やる事のバリエーションは患者さんの数だけあります。

それと、施術に関しては資格取得後、院長からの許可が下りて初めて施術に入れます。

 

「じゃあ、施術に入れるまでは何をするの?」

 

と疑問が浮かんでくる方もいらっしゃると思います。 なので、今回はそんな素朴かつとても大切な疑問にお答えしたいと思います。 イメージが湧いたほうが良いですよね。


①まずはご挨拶

全ての人間関係(仕事も友達も恋人も)における、基本項目。 それが挨拶。

柔整の方は必修科目に柔道があるので染み付いていると思いますが、 挨拶に始まり挨拶に終わる! 全てはここから始まります。

 

午前中は「おはようございます!」

午後は「こんにちは!」

夜は「こんばんは!」

ご様子見ながら「お加減はいかがですか?」

帰られる際は「お大事にして下さい!」・・・などなど。

 

元気ハツラツ、素敵な表情から出る挨拶は、患者さんを気持ちよく院に迎え入れると同時に、院内の雰囲気を良くする効果もあります。 (※いつでも大きな声を出せば良いわけではないので、患者さんの様子をしっかり見ること)

想像してみてください、自分が整骨院に患者として行く場面を・・・。 院の先生が反抗期の学生みたいに「・・・チャッス。」とか言ってたら、「えっ、大丈夫?」ってなりますよね。

 

第一印象って、とても大切なのです。 人の第一印象の話でよくメラビアンの法則が出てきます。 あれは「コミュニケーションにおいて相手に与える印象が、言語・視覚・聴覚でどのように影響を及ぼすか・・・。」という研究です。  

メラビアンさんによるとその割合は

言語情報(話す内容)・・・7%

聴覚情報(口調やトーン)・・・38%

視覚情報(表情)・・・55%

 

だそうです。 要は、素敵な表情(視覚情報)とハツラツとした挨拶(聴覚情報)は、相手に与える印象のうちの93%を占めるのです。 これってめちゃくちゃ大事!

 

 

②受付周り

整骨院の受付業務は、とても幅広くやることがあります。

患者様へのご挨拶

診察券を受け取り、カルテを用意

次回のご予約の確認

電話対応

PC作業

患者様のお見送り  などなど

 

他にもありますが大まかにこの流れです。

受付さんも、患者さんと話す時は、目を見て・身体を向けて・しっかり傾聴する。 患者さんを、気持ちよくお出迎え、気持ちよくお見送る。

普段のクセがもろに出る場面なので、日々意識しながら行います。

 

     

③お電話


当院は、ご予約優先制なのでよく電話がかかってきます。

 

「お電話ありがとうございます!和ごころ整骨院です!」

 

予約簿を見ながらご案内したり、わからなければ保留にして院長のもとへ向かいます。

電話だと、相手の表情がわからない分、声の調子だったり話し方で相手がどのような状態なのかを判断する必要があります。 集中して耳を傾けましょう!

また、業者さんからもよく電話がかかってきます。 以前ご利用させていただいた業者なのか、新しい業者なのか、そこも聞く必要がありますね。

どちらにせよ、 お名前・ご用件・連絡の取れる番号は必ず忘れないように確認します!

 

       

④お会計


施術が終わると、お会計です。

その際、担当した先生にメニューを確認します。

保険施術のみなのか

延長マッサージや超音波などの自費メニューがついているのか。

はたまた、サポーターやコルセットの販売はあるのか、などなど。

間違えると、再度お会計となったりしてとても大変なので、必ず確認。

 

また、保険も初診料や再診料などあり、患者さんに説明しながらのお会計なので内容を知っておく必要があります。

お金のやり取りだと、余計に緊張してしまいミスを出してしまいそうでうが、PC画面にメニューがわかりやすく表示されますのでそこまで心配する必要はありません。

僕も初っ端ミスりました。 大丈夫です。

 

     

⑤ご案内


いざ、ベッドにご案内します。

この人はうつ伏せなのか

仰向けなのか

それとも横向きなのか・・・。

 

症状によって体制が変わるので、必ずカルテを確認し、わからない時は院長の指示を仰ぎましょう。

また、ご案内する際にも心遣いがあります。

それは患者さんとの会話です。

「前回痛めてた腰のご調子はいかがですか?」

「今日は、良く晴れましたね」

「風邪気味ですか?」などなど。

 

ベッドにご案内する時に、全くの無言よりも一言二言会話があったほうがいいですよね。 患者さんの緊張を取るのもそうですが、症状の確認ができたり、意外な話が聞けたりするのでこの短い時間でのコミュニケーションはとても大切なのです。

僕も美味しいラーメン屋さん教えてもらいました。          

 

 

⑥電気付け外し

ベッドにご案内したら、電療を行います。

電療にも種類がありますが、大まかなルールとしては 「患部に取り付ける」ということです。 吸盤の様なものが、スイッチを入れると吸引を始めますので、皮膚につけると「ピタッ」と張り付いてくれます。 そしたらダイヤルを回し、電気の刺激量を上げていきます。

よく「電気ってどうしてやるの?」と聞かれますが、主に筋肉を動かして血流を良くするために使用します。 また「電気って意味あるの?」という質問もいただきますが、これはその院の先生次第の部分があります。

本来電気療法とは、ケガの根本を治すものではなく、血流改善や疼痛緩和が目的。 なので、電気の後で痛みが少しでも和らげばいいわけです。

ですが、ここでケガと関係ない筋肉に電気を取り付けたりすると、患部の血流は改善されずに痛いままですよね? そうすると所謂「意味のない電気」となってしまうわけです。  

 


⑦お見送り

全ての施術が終わり、お会計も済んだらお見送りです。

当院に来てくれた事に感謝をしながら、元気に挨拶。

その際に、来た時と帰る時の変化を見ると勉強になります。

「足を引きずって来た方はどうか」

「暗い表情の方はどうか」

「初めて来られた方はどうか」

十人十色です。        

 

 

⑧空いた時間は広告宣伝など

空いた時間には、ブログを作成します。

過去のブログ記事を見て頂ければわかると思いますが、かなり手厚く作っています。 (文字数は最低3000文字以上)

初めのうちは、院長がテーマを決めてくださるので、それに沿って作成。 慣れてくると自分でテーマを考えて、作成。 

その頃になれば一記事書くのもあっという間ではないでしょうか。 早い方ですと一時間に2000文字は打つそうです。

最初の頃は、記事を書くために内容を調べたりしてかなり時間がかかりますが、それを積み重ねていくと、 今までの記事を書くために調べた情報が自分の知識として吸収されていきます。 

そうすると、ブログを書く引き出しが増えるので結果的に仕上げるのが早くなります。 更に、知識があると様々な話題に対応できるので、患者さんとの会話も弾みますね!        

 

 

⑨SNS

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス) LINE@・Facebook・instagram。 当院はこの3つをメインに行っています。

時代はSNS!と言われ始めて随分経ちましたね。 当院でも情報発信のツールとしてSNSを充実させています。

今は実際にお店に行ったり電話で聞くよりも、まず初めにネットで検索しますよね? 整骨院でも同様だと考えております。

 デジタルマーケティングとも言いますが、Googleを制せれば集客を制せると言っても過言ではありません。

チラシに〇万部発行する時代は徐々に廃れつつありますが、当院ではたまにチラシ投函もします。

中年層以下若年層はスマホ所有率は80%以上ですが、高年層は60%前後です。全員がネット検索できるのか?

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そんなことはないですね。チラシにはチラシの良さがあります。

患者さんのニーズに合わせていくには、SNS対策は必須です。時たまオフラインでも行います。より質の高いネタを発信出来る様に、常日頃から情報収集は欠かせません。      

 

 

まとめ

以上書いたのが、僕が行っている大まかな内容です。

これらを基本業務としながら、隙間時間に先輩先生から施術の指導を受けます。 始めは慣れずに時間がかかりますが、始めはとにかく場数! 自分がその日にやった事を、帰りの電車なり休みの日なりに復習するのがオススメです。  

「整骨院の先生はマッサージだけしていればいいの?」 という、ありがちな疑問は解消されたでしょうか?

様々な業務がありますが、全てが自分の力となります。


 「国家資格があれば大丈夫!職場はたくさんある!人生安泰!」


という謎の自信を持っている方も多いですが、資格保持者は年々増えまくっているので、日々を自分の糧にしないと中身の無い空っぽの資格保持者になってしまいます。

それではせっかく国家資格を取ったのにもったいない! 是非、一緒に頑張りましょう! 

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