リチャード・テイラー

『川柳 EXPO 2024』に投句しました

リチャード・テイラー

『川柳 EXPO 2024』に投句しました

最近の記事

「貼る毛利氏」自句独語 05

いや、もう、マジで、今回で終わりますから。 ハイ、では『川柳EXPO 2024』149 ページ を お願いします。 17句目 プーランク:ノヴェレッテ 第2番 を聴いたとき、黒猫のタンゴ(Volevo un gatto nero/Mario Pagano)だなコレ、と思いました。 前者が1928年、後者が1969年です。 ネコで小説といえば、もう『吾輩は猫である』なワケで。 「虎斑(とらふ)が」は、そこから引っ張ってきました。 吾輩は、と言っているのだから、当然、吾輩が「書

    • 「貼る毛利氏」自句独語 04

      『川柳EXPO 2024』 amazon 句集:3位、おめでとうございます。 P148,149「貼る毛利氏」自句独語 03 の続きです。 13句目 ラヴェル:水の戯れ より 「水円」などという言葉は日常使われませんので、採用するかどうか、かなり悩みました。いわゆる波紋をイメージしたものです。 結局、伝わってくれ、えいや!と強行しました。 次に、「羽衣」は、水の戯れ から天の羽衣伝説を連想しました。 帰れなくなって、アメンボに変化してしまった、というリチャード説です。 「

      • 「貼る毛利氏」自句独語 03

        「貼る毛利氏」自句独語 02 の続き ひき続き、テキスト 148、149ページです。よろしくお願いします。 9句目 20世紀末の日本も、大概オカルティックでした。 『高等魔術の教理と祭儀』『ヴェールを脱いだカバラ』など19世紀後半に書かれた魔術書たち(?)が、紀伊國屋書店にズラリと並んでいました。 クリスチャン・ローゼンクロイツが僕等のアイドル(さすがにウソです)。 サティ:薔薇十字団の最初の思想 は、どことなく映画「スターウォー ズ」の音楽を連想させます。 そこで、まず

        • 「貼る毛利氏」自句独語 02

          「貼る毛利氏」自句独語 01 の つづき 。 仕込みが終わったら、調理です。 それでは『川柳EXPO 2024』P148-149 を お開きください。 1句目 フォーレ:夜想曲第1番 において、左手の伴奏が1拍を 2回同じ音で  刻むさまから、踏切警報機を連想しました。 「踏切」と川柳は親和性があるように思います。 また、ハイドシェック盤でいうと 04:15過ぎあたりのフレーズが、浪花 のモーツァルトことキダ・タロー先生の ♪ 獲れ獲れぴちぴち ♪ に類似し  ているこ

        「貼る毛利氏」自句独語 05