<Vol.125>1つの言葉で味方になるか敵になるかが決まる

「この人ステキだなぁ!」から学ぶことと、「この人残念だなぁ…」から学ぶこととがあります。

僕としてはできれば前者を優先的にしたいところですが、時に後者に出会ってしまうこともあります。

今日はその後者に出会ってしまったことのお話です。


<味方になるか敵になるか>

先日、電話の問い合わせでこんなことがありました。

その方(男性)はある妊婦さんのご友人の方だったのですが、、

妊婦さんが持っていたーポンの有効期限が、妊娠とコロナの影響によるサロン休業の間に、ギリギリになってしまったそうなんですね(まだ切れてはいない)。

クーポン自体の有効期間が非常に長かったということと、本人以外でも使用できるという点から「ぜひご家族でご利用ください」という初期対応をサロンのスタッフがしたところ、、

妊婦さん自身としては、ちょっとその対応が想定外だったようで(おそらくもっと期限を先延ばしにしてほしかった)、、

その相談(愚痴)をご友人にしたようなんです。

そしてそのご友人が電話をかけてきた、という経緯でした。

話を詳しく聞いてみると、、

ご家族とは諸事情により離れて暮らしているようで、スタッフが何気なく口にした「ぜひご家族でご利用ください」という言葉に対してもちょっと残念な気持ちになってしまったということでした。

ここに関しては配慮不足ということできちんと謝らなければならないわけですが、、

ただ。

この電話をかけてきたご友人の言葉が悪いのなんのって。

どこぞのヤ○ザ、あるいは田舎のヤ○キー、さらに言えば粋がりたい盛りの中○生。

「おい。おめぇのところのクーポンがよぉ!」

から始まり、

「○▽☆×✳︎なんだからよ、なんとかしろって言ってんだよ!」

と荒れた感情が荒れた言葉になり、荒れた言葉によってさらに怒りの感情に陥り、、一人で盛り上がってしまっている様子でした。

あぁ、残念だなぁ…と。

事情がきちんとわかれば対応は変わります。

その事情を伝えるための電話であれば、なおさら相手を「味方」にすることからスタートしなければならないのに。。

荒れて汚い言葉を吐いてしまった時点で、相手はもう「敵」になってしまうのに。。

もったいないです、とても。

いい教訓を学ぶことができました。


<言葉は思考そのもの>

まるで自分を強く見せるために、荒れた言葉・汚い言葉を使ってしまう人がいます。

子供の世界ではそれが通用したかもしれませんが、大人の世界では全く通用しません。

むしろ使えば使うほど、その人間の底が見えて「残念な人・面倒くさい人・関わりたくない人」というレッテルが貼られてしまいます。

言葉というのは、思考そのものです。

思考が「音」となって表現されるのが言葉ですから、これは知性でもあり、環境でもあります。

だからこそ、いい言葉を選んで使うことが大切ですね。

自分自身も気をつけていこう、と心に誓う出来事となりました(皆さんもぜひ気をつけてください)。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^

ここから先は

14字
*一度購読すれば過去記事も含め全記事をご覧いただけます。『ランチ1食分の自己投資』と思ってぜひご活用ください^^

セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?