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木村拓哉主演ドラマ『グランメゾン東京』みてる?映画『二ツ星の料理人』に見るマネジメントスタイルの変化と影響

木村拓哉主演のドラマ『グランメゾン東京』を見て、思い出した映画があります。それは、ブラッドリー・クーパー主演の2015年公開の映画『二ツ星の料理人』です。既視感がすごいです。


キッチンで荒れ狂う、キムタクとブラッドリー・クーパー

『グランメゾン東京』では、木村拓哉演じる尾花夏樹はパリで二ツ星を獲得する。一方で部下への要求が非常に高く、部下の仕事ぶりに満足がいかないとものを投げ罵声を浴びせるというマネジメントスタイルでレストランのスタッフたちを率いていました。

『二ツ星の料理人』でも、ブラッドリー・クーパー演じるアダム・ジョーンズは、物語の序盤では厨房では独裁者のように振る舞い、モノは投げるし罵るというマネジメントスタイルを取ります。パリ時代の尾花と同じスタイルです。

土井善晴さん「スタッフをビビらせているような調理場からは、おいしいお料理は、生まれません。」

ここで、料理研究家の土井善晴さんのTwitterでの投稿を引用します。

「二つ星シェフ」という映画を見たのですが。 シェフが、怒鳴り散らして、気に入らないと物を投げつけて、スタッフをビビらせているような調理場からは、おいしいお料理は、生まれません。そんな調理場から、できてきた料理を食べれば、味に[痛み]としか言えない雑味が必ず見つかります。

「心理的安全性」高めチームを高みへ

さらに、ピョートル・フェリークス・グジバチ著『世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』ではチ ームづくりの原理原則は世界共通。もっとも大切なのは 「社員の心理的安全性」と書かれています。「心理的安全性」とは 「自分らしさを発揮しながらチ ームに参画できる 」という実感のことです。

書籍の序文では、世界的な経営思想家であるゲイリー・ハメルの「能力のピラミッド」というフレームワ ークが提示されています。

ピラミッドの階層は下から「従順」、「勤勉」、「専門性」ときます。その上にくるのが「主体性」、「創造性」、「情熱」で、この上層のレベルに達するには心理的安全性が欠かせないわけです。

チ ームの 「心理的安全性 」を高めることで 、チ ームメンバ ーの 「主体性 、創造性 、情熱 」を引き出していこうというわけです 。心理的安全性の低いチ ームは 、メンバ ーの能力をレベル 1か 2 、せいぜい 3までしか引き出せず 、早晩 、衰退することでしょう 。

キムタクもブラッドリー・クーパーもマネジメントスタイルを変化させた

木村拓哉、ブラッドリー・クーパーも劇中で、失敗を経て、独裁的なマネジメントからチームの心理的安全性を高めるマネジメントスタイルに変化させ成功を収めていくわけです。

まとめ:より高いレベルを目指すには心理的安全性大事!

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